今日の日記

2002年10月7日
加納朋子『ガラスの麒麟』講談社文庫

とても読み応えのある逸品.こころのこころもとなさの描写がいい.
日記ではあるが,島田清子「みぞれは舞わない」を思い出した…
「意味」をめぐってさまようとき,背景は影を薄くする….

佐々木丸美作品の涼子の出てくる作品が好きな人にもよさそう.
(奇しくも,これらも講談社だったなぁ….)


加納朋子『月曜日の水玉模様』集英社文庫

非常に軽やか.イロイロあっても,軽やか.
心地よい軽い読み物.…というのは,↑を読んで寝て起きて
読んでしまったからかもしれない.単独で読んだとしたら
少し違う感じがするかも.いややはり,集英社の色かな?

解説が,この作品を越えて展開されていて…
「ない」
「意味がないと生きていけないなんて,どこで習ったの?」
に対してどう答えますかね?西澤さん.

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