今日の日記

2003年5月28日
ル・グウィン『ゲド戦記2・壊れた腕環』

著者が書きたいところに絞って書いている分だけ難点は少ない.
おうちっ子な点は相変わらず…闇の中を歩く場面も少し苦しい.
いきなり,ゲドがあの状態に陥っているところで登場するのは
すこし,苦しい気がしないでもない.また,できることなら
テナーの心の動きをもう少しじっくり描いてもいい気はする.
いや,さらに可愛いキャラになりそうな気がするのだな.

などなど,いいつつも,読ませてしまう語りは流石.

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