今日の日記
2003年5月30日ル・グウィン『ゲド戦記3・さいはての島へ』
これまでの巻で布石をしてきたものを使って,著者らしい?
心を光と闇という側面からとらえた物語が広げられている.
坐り込んで逡巡する場面の描写は本当に見事なのだけれども
歩き出すと,どうにも景色が見えてこない.活劇になると
動きが見えない.
ここまでついて来た読者なら,ということなのかもしれないが
見通しがつかないまま延々と進んでいく部分が多くなった
という気がしないでもない.
いや,もしかすると,キリスト教圏の子供の持ついろいろな
物語知識とか幻想を知らないので,希薄に感じているのかも.
これまでの巻で布石をしてきたものを使って,著者らしい?
心を光と闇という側面からとらえた物語が広げられている.
坐り込んで逡巡する場面の描写は本当に見事なのだけれども
歩き出すと,どうにも景色が見えてこない.活劇になると
動きが見えない.
ここまでついて来た読者なら,ということなのかもしれないが
見通しがつかないまま延々と進んでいく部分が多くなった
という気がしないでもない.
いや,もしかすると,キリスト教圏の子供の持ついろいろな
物語知識とか幻想を知らないので,希薄に感じているのかも.
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