5月28日の日記

2004年5月28日 読書
夢路 行『あの山越えて(4)』秋田書店

暑苦しくない熱血が心地好い田舎の女先生の物語と…なんか違う.
現実にベッタリと寄り添って,でも嫌な感じする場面は希薄にして
長閑でノンビリしてて鬱陶しく干渉されてという田舎暮らし?
この物語の現実感は実際とは離れた幻想空間なのかもしれない.
読んでいる間はゆったりした時間に漂っていられる.

お正月頃の服装の描かれ方から東京より随分暖かそうだな,とか
もう少し森とか林が鬱蒼としてると,もっと嬉しいなとか
とりとめのないことがフワフワと思い浮かぶのは
安心できる気分が基底にしっかりと流れているからでしょうね.

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