朝日連峰縦走2

2004年7月30日 山日記
以東岳から『主脈の南望がいい』のが楽しみだったが
相変わらずガスで主脈方向は見えない.南西方向は
良く見えていたのが多少の慰め.中先峰あたりから
主脈方向も見晴らせるようになるが,振り返って
以東岳の姿をと思っても,ガスに包まれて見えない.

狐穴小屋の管理人の青年が風向きが変わったから
良くなるでしょう,と言っていて,どうも
台風の影響で?普段と風向が逆でガスに包まれて
見えなくなってしまっていたということらしい.
小屋の前に引水してあるのを分けてもらう,美味い.

寒江山から竜門山に,しーんと静かな感じの中をのたのた歩く.
竜門小屋の手前あたりで一株に少しだけシャクナゲが咲いていた.
きれいな竜門小屋の前にも引水されている.少々ぬるい.
ここで泊まろうかとも思うが,大朝日岳を堪能するには
大朝日小屋に泊まらないと,と進むことにする.
金玉水は,素敵な「元」テント場にあり,冷たく美味い.
担ぎ上げたヱビス缶を冷やし,水筒と抱き合わせて置く.

大朝日小屋に着いて,混雑の度合を尋ねようと思ったら
入り口前の空間か,二階にあるロフト部分かどちらかと.
上を見に行って熱気でゲンナリしたら,テント張って良いと.
久しぶりにツェルトを張り,米を研いだりしてから
カメラとヱビスを持って山頂へ行ってノンビリ.

ひと段落したら下りて晩飯を済ませて再び山頂へ.
ご来迎(ブロッケンの妖怪)が起きてて写真撮ろうと思うが
ちと遅かった.ガスが時折流れてるのを見上げた時に
さっさと気づいて早めに上がっていればなぁ.

明日は下に下りるのだから,担ぎ下ろすことはないと
万願寺唐辛子を炙って齧りながらヱビスもう一本.
風が強くなり,狭いツェルトが一層狭くなるけど
まったりウヰスキー飲んで就寝.

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