8月11日の日記

2004年8月11日 読書
『第七官界彷徨』尾崎翠集成〈上〉所収

谷山浩子がこれを素材として公演をしたのをみて
面白かったので読んだ.本当は,1冊読みきってから
書く方が良いかもしれないんだけれども,ちょっと,
どうなるか不明なんで,この作についてだけ書いとく.


公演をみたとき,分裂系の面白さと思ったのだけれども,原作は違う.
なんとも晦渋な,と思って読み通してみると,フロイト系だった.
あの,脳味噌腐りそうな神経症系だったとは…谷山浩子オソルベシ.
こんな「ぐじゃぐじゃ」から上澄みを取出した感覚は凄い.

%わたしは,ユングにはついていけるけど,フロイトはシンドイ.
%ワカラナイへの耐性はあるけど,無理な説明は苦手なのです.

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