12月10日の日記

2004年12月10日 読書
沖原朋美『桜の下の人魚姫』集英社コバルト文庫

表題作品は,コバルト本誌で読んでましたが
http://diarynote.jp/d/14742/20040616.html
書き下ろし『月のしらべ 銀のみち』の方
前作『待つ宵草がほころぶと』のあとがきで
『ベタ甘な話を書きたい』ってんで期待したけど
甘味の方向が予想とちょっと違った感じでした.

でも,不安に揺れながら歩いている感じが
よく描かれて,持ち味のいい所はでている.

楽器演奏にまつわる部分は,実際にやってる人と
お茶飲みながらでも話してから書いたなら
また違う展開になりそう…お勉強しました,と
そういう感じがちょっとしないでもない.
『月光』でいいから,十人位の演奏を聴き比べると
もっと,沖原さんらしい言葉がでたんでないかと.

3ヶ月に一冊のペースで書かされると潰れそう.
もう少し,長い間隔で,ゆったり書いて欲しい.

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