なんかどんよりした空にちょっとガッカリしながら歩き出す.
しばらく行くと雨が落ちてきた(あ〜ぁ).雨具装着.
足揚げが極端に悪くなるなと思いつつ進んでいく.
悪場を雨具着て歩くのは鬱陶しいなと思いつつ進むと
雨が上がって,少しばかり空が明るくなる.

白髪・白髭の初老の男性が降りてくるのと出会う.
平蔵谷をつめてきたそうで「ちょっと遊んだ」と
素敵過ぎるおじさん.そして,そういうところを
通る仕度してないから,剱沢降りて真砂にテントを…
など言うと,アイゼンは持っているんでしょう,と.
前に,登るときに下りにはストックかアイゼン欲しいと
感じたのでストックだけ持ってきたことをいうと
「剱沢も傾斜キツイとこあるけど…
 ストックで滑落停止できますか?」
はい,ちょっと,怖さを感じました.お話聞いて.

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遠い以前に「横倉の壁」でコケたとき,ストックを束ねて
腐れ雪でのピッケルのシャフト打ち込み風にやって
止めたことがあるので,雪が締まってなければ……
そんな風に考えていたのでした.(2013年5月28日追記)
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多少の緊張をする鎖場なども通って大賑わいの剱山頂.
2年前に来た時にはなかった標識が増えている.
「源次郎尾根」「北方稜線」などを示しているもの.

久しぶりにセルフタイマーで写真を撮ろうとしてもたついてたら
初老のオジサンが押しましょうかと言ってくれたのでお願いする.
オジサンご夫婦とガイドの3人,別の団体も出発して一気に静か.

しばらく空具合みるけれどもよくなる気配なし.
馬場島から5リットルほど担ぎ上げた水も乏しいので
展望は一昨年堪能したからと,進むことにする.
ここから先は幾度も通っているけれども,カメラ雨具水筒くらいの
小さなザックとちがい,45リットルザックでは狭いところで
迂闊に歩くと,背中をツン,されて吃驚するので気をつけて….

鎖場で,あのオジサンが環つきカラビナを鎖にかけては
降りていた.下からガイドが降り方の指示をしている.
途中で待つのは嫌なので完全に降りきるのを確かめて降りる.
魔法瓶のお茶で一息ついているところ,先に行かせて貰う.

剣山荘で水をわけてもらって休憩しながら思案.
雨具を仕舞ったところで小雨がふってきたり
出したらまた止んだり…剱沢雪渓までいって考えることに.
少し浮き石が多いけれども雰囲気の良い道を降りて着く.
ストックを出して突付いてみると存外固いので少し考え
いや,縁だからだろうと入ってみると靴をフラットに置いても
食い付く程度に緩んでいるので行くことにする.
傾斜がきつくなると靴の左右カドでキックステップとし
緩くなるとフラットにおいて,のんびりと降りる.
アイゼン使ったほうが速そうではあった.
真砂沢ロッジにテント申込みに行って早月から来たというと
逆コースで剣沢小屋から早月小屋に向かった女性が
予約の日を過ぎたのに着いていないとのこと.
(あとで,転落されているのが発見されたそうで…合掌)

ハシゴ段乗越へ出る道が剱沢を渡る部分,水流が変わって
橋のない方が本流化して渡れなくなっているとのこと.
真砂沢ロッジより上流側で雪渓を抜けるような道で
往来している人は居るらしいけど,日々状況は変わるので
真砂沢ロッジの現地電話に問い合わせて欲しいとのこと.

気持の良いテント場で,ノンビリと食事をして
ちびちび飲んでいたら…ヌカカ?にやられる.
刺された時はたいした事ないけど翌日以降大変.
一昨年やられたのをすっかり忘れていた.

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