なんというか，読んでいてイロイロと感じさせて
読んでラクになることもないし，名残も残さない．
映画をイロイロと感じながら観終わって館を出て
なんとなく気だるい気分に浸る感じの小説．
ラフな木炭デッサンのように描写しているけれども
景色が鮮やかに目に浮かぶ感じが強いことからか？
泉鏡花賞受賞と，その折の五木寛之氏の褒め方から
興味がわいたので探したところ書店在庫がなくて
BK1にて求めて…届いたら新刊当初に書店で少し読んで
どんより感を受止める余力が無い気分状態だったので
平積み棚に戻した…そんなことがあったのを思い出して
読み出すまでに少し時間かかったけれども読み出したら
痛々しさを感じつつも観おえてしまった．
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