後立山連峰縦走1
1日に斎藤ネコカルテットのライブを聴いてから
ムーンライト信州で出発.白馬駅に着いたら朝靄が
残っていて,初めての北アルプス訪問時の平岩駅の
雰囲気を思い出して幸先の好い印象.バスで猿倉へ.
バスに乗る時,飲みかけのPETボトルを捨てるのを忘れ
猿倉にはゴミ箱がないので結局連れ歩く羽目になった.

遭対の方たちが入山届けの受付所を開設しているので提出する.
この時点では,かなりおおまかな計画だったのだが,第一候補を書いて
第二候補は点線で示して疑問符をつけておけばよいとの事だった.

歩き出してほどなく白馬尻の小屋が見えてくるが,手前で雪田を横切る.
ずっと夏道のことも多いところで,今年の残雪の多さがよくわかる.
小屋で,小用を済ませ,充分に水を補給して出発.2回ほど雪田を歩き
大雪渓にとりつく.ここは雪が多いときのほうが断然歩きやすい.

アイゼンなしで歩くので紅ガラマーキングルートの横のスプーンカットを
ぽつぽつ拾ってノンビリと登っていく.それでも,ルート上の人たちに
ゆっくり目の人が多いせいか先行気味でサクサク登っていく.
途中で,後から迫って抜いていった人がいて,ゴム長を履いているので
小屋の人かと思うも,ヘルメットやピッケルなど持っていて少し違う.
大雪渓の上端あたりで7月22日に起きた崩落の末端を横切るところで
落石監視をして登山者を誘導しておられた.

土の上に降りてから,ここは毎回微妙にルートが違う気がするけど
今年は浮き石が例年よりもずっと多い気がする.お手つき一回.
小雪渓横断部も例年より雪が多く迫力がある.
村営頂上宿舎で一休みしてから山頂に向かい,ラーメンの昼食を
喰いながら,展望の変化を楽しむが,ガスがかかったり消えたり.
結構人出が多いようなので,村営頂上宿舎の幕場は混みそうなのと
かなり体調よいので蓮華温泉へ向かう第二候補は止めて南下に決定.
白馬山荘で水を分けてもらい荷造りをしていたら知人のパーティの
方から声をかけられ吃驚.少しお喋りして写真を撮って頂いて別れる.

展望があるので杓子岳も巻かずに上を行く.西側ののべっとした顔と
東側の絶壁の対比が凄い山であると,いつもながら思う.中腹辺りで
下りてくる人とすれ違う.そして,山頂近くで出会った人に何気なく
「キレット小屋からですか?」と声をかけてからよくみると遭対の
無線機を下げてるので…「あ,遭対協のかたですか」.
「天狗山荘ですか?」「えぇ,今から不帰越えは無茶ですから」
ちょっと意外そうな表情が見えたのは,鑓温泉に今から向かうか?
そういう意図で尋ねたのだろうと,後から気づく.あの道は長いし
夕方になってから歩くには危険ヶ所が多すぎる.

白馬鑓ヶ岳は漠然とした山頂で三角点標石と山頂標識が離れていて
さらに山頂標識のそばに三角点標石風の石が埋めずに置かれていた.

結構タップリした雪渓を通って天狗山荘に到着.テント場に行くと
先客はツェルトが一張りだけ.後から来る人もなかった.

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