12月26日の日記

2006年12月26日 読書
海原零『銀盤カレイドスコープ〈vol.8〉』集英社スーパーダッシュ文庫

楽しみに待ってたら8巻・9巻同時刊行という技を
決めてくれて…オアズケ心配無用で読める.(笑)
1巻から惹く力の強い作品でしたが,ここにきて
さらに素晴らしい物語になってきている.

とても良いと感じた部分を書くと微妙にネタバレが
気にならないでもない,ということで余談を先に.

この作品とか『学校の階段』などが『スポ根』と
評されているのを見て,スポ根は好きじゃない筈なのに
なんかヘンだな,と思ったのだけれど…なんてあたり
つらつら考えてみると『根性』に違和感を感じている.
不合理な意味のないことを頑張ってやる,みたいな意味を
『根性』に感じてしまうから,ということらしい.

ネタバレというほど興は殺がないと思うけれども
ショートプログラム前夜のタズサの苦しみ方が
とりわけ現実感を帯びている描写だと感じた.
作者が現実に苦しんでいたりするのだろうか?
(たいした事やってないけど)わたしの御呪いは
『眠れなくても目を瞑って横になっていれば充分』

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