細音啓『黄昏色の詠使いIV 踊る世界、イヴの調律 』富士見ファンタジア文庫

とても気に入っていて大事に読んでいる物語.
清澄な世界に遊んでとてもとても幸せな時間.
クルルとネイトが格別だけど周りの人も素敵.

セラフェノ音語をどのくらい設定してるのか
ずっと興味もっていたけれど,さらに展開?
そして,日本語というか漢字熟語を独特に使うのも
最初の内はひっかかったけれども,世界構築に
かなり役立っているような気がしてきた.
この物語は,何故か,酒を飲まずに読むほうが
楽しめる気がするけど漢字読解の負荷のせいかな?

しかし,273頁の『王に傅く子』は難しかった〜.
おまけに,これ,セラフェノ音語のルビ!!
ルビにルビが欲しい…読めなくて辞書と奮闘したのは久しぶり.
%『傅』って『傳』と形が似てますねぇ….
は,ぴたりとついているもの,の意らしい.
漢和辞典には呉音・漢音の「フ」のみで訓読みは記載なし.
広辞苑に『いつきむすめ【斎女・傅娘】』というのがあり
『王に傅く子』は「おうにいつくこ」と読むのだろうか?

◇2008年1月3日夜追記◇
IRCで駄弁ってるとき,教えて頂きました.
『傅く』は『かしずく』と読むのだと.

『王に傅く子』は「おうにかしずくこ」でありました.
電子辞書のジャンプでは辿り着かなかったけれど
かしずく,で引いたら出てきた.とほほ〜〜.

★作家ご本人様による解説★
http://members2.jcom.home.ne.jp/0445901901/maegaki.htm

コメント

織田麻里
織田麻里
2008年1月3日23:36

ブックマークしている織田と申します。
さて、『王に傅く子』ですが、普通に「おうにかしずくこ」ではいけないのでしょうか?

山猫
山猫
2008年1月9日1:27

コメントありがとうございます.気づくの遅れて失礼しました.

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