1月12日の日記

2008年1月12日 読書
有川浩『図書館内乱』メディアワークス

再読だけれどもとても楽しく読んだ.

危機→内乱→戦争と逆順に一度読んだのの再読.
しかし,戦争の布石を知ってから読むと景色が違う.
337頁の便箋の最後の行の破壊力と338頁の悲鳴が
一番強烈だと思うけれども他にもたくさんあった.

郁の直情径行ぶりの素敵さも健在だけれども
柴崎のいいところがたくさん出る印象の後半.
初読時には,こんなに魅力的には感じていない.

全体に,かなり引いた視点で読んでるなぁ….
http://diarynote.jp/d/14742/20070726.html


P52 L.-4 付き合わせ は 突き合わせ だろうなぁ,やはり.
3冊しか読んでいないけど,こういうのが少ない作家さんだなぁ.


◇2008年1月16日追記(ふと思いついて探してしまったので…)








57頁 『コタツの出ている季節で助かった』
67頁 父親の残した週刊誌の話
105頁∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
裏庭の植え込みの陰で膝を抱えて丸まっていると、頭の上から声が降った。
「どこに埋もれてるんだ、風邪引くぞ」
見上げなくても堂上だと分かったのでいく郁は顔を上げなかった。
「もうちょっと泣いてる女が行きそうな場所にいろ」
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