入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(6) 嘘の価値は真実』電撃文庫
5巻で完結したような気もしたけど
続いたので期待して手をつけて
結果として楽しんだけれども…
久しぶりに読み手として不覚をとった.
途中から細かい処を読み取れないまま
先へ先へと頁を繰ってしまって…
一回最後まで行って…何これ?状態.
たぶん,『文学少女』完結編に酔って
御伽噺的救済を求める甘い心情がどこかに
残ってしまったままで読み始めたのが第一.
そして,前巻で何となく完結したような
ヘンな感覚を持ってしまっていたのが第二.
さらに,今巻本文の練りがこれまでに較べて
をゐをゐというくらいに粗いのが第三.
というわけで,気を取り直して速やかに再読.
一応,あぁ,こうなっていたんだと読み直すと
7巻が出るなぁ.というそういうヌルイ期待感.
みーくんの『肝(※)』がぽろっと出されたけど
著者の気合が追いつけば,7巻で読めるかな?
練りが粗いと感じたのは,副流の
『三十路−仕事a+仕事b=』
『脇役+視点=』
『佐内利香×上社奈月=』
それぞれの惹きが弱くて,本流が頭から消えない.
それで,脳味噌が舌を噛むような読み方してしまった.
◇メモ
ネ
タ
バ
レ
注
意
P.25 あんずは直角に曲がった素直な子だから、慣れるとわかりやすい。
P.32 「こーた君って、ふつうじゃないよねー?」
「こーた君はだめじゃないよ。変さいこー」
P.85 あの嘘つき少年なら、側にいる誰でも分かり易いけどねー。
あの子、嘘つくの下手だもの。
P.87 病んだものを心にいつまでも引きずるしかなくて、毎日を
重苦しそうに生きている人を大勢見てきたアタシからすると、
母の言っていることは正しい寝言だった。
P.88 二度と敷居を跨がないってことは外に出なくていいってこと
P.118 甦りフェア
P.131 賛同の声はあがらない(略)否定もしない。そんな態度で
は、加害者も兼任しているとしか傍観者には取られない。
あの手の人間は独善を増長する為に、根本への栄養を
自身で賄ってしまうのだから。根っこが幾ら絶望的に
根深く生えていたとしても、刈り取る意思は途絶え
させてはいけない。
P.131 地下暮らしの時、僕はそれができなかったから……
※ マユに、殺して、もらった。
綺麗好きで掃除嫌いのまーちゃんに、みんな片づけて
もらった。
僕の家族だった人達なのだから、僕がその手を下さないと
いけなかったのに。
失敗したよなぁ、とヘタレは常々後悔しつつ、時々
自殺したくなる。
P.162 L.-3 青白い管をスポンと引き抜いてから
(海老原香奈恵…このまま? →P245)
P.173 枝瀬
評価できるのは、僕の下の名前を大々的に発表しなかった
P.196 平針須見 (湯女)
P.203 ユナ・ナンシー・オーエン
P.232 稲側ぐらいなら殺して …稲沢だろうな.
ライトノベルでは良くあるけどこの著者には珍しい.
P.245 あの日に一人死んだ生徒がいるって
P.246 あいつらの、どっちが死んだの?
…どっちでもない.海老原香奈恵だからというのは
『脇役+視点=』を安直に読む願望読みかな??
なんて考えてしまうのは練りの粗さゆえという気も.
※の肝をどう仕上げるかで,物語全体の価値が変わりそう.
5巻で完結したような気もしたけど
続いたので期待して手をつけて
結果として楽しんだけれども…
久しぶりに読み手として不覚をとった.
途中から細かい処を読み取れないまま
先へ先へと頁を繰ってしまって…
一回最後まで行って…何これ?状態.
たぶん,『文学少女』完結編に酔って
御伽噺的救済を求める甘い心情がどこかに
残ってしまったままで読み始めたのが第一.
そして,前巻で何となく完結したような
ヘンな感覚を持ってしまっていたのが第二.
さらに,今巻本文の練りがこれまでに較べて
をゐをゐというくらいに粗いのが第三.
というわけで,気を取り直して速やかに再読.
一応,あぁ,こうなっていたんだと読み直すと
7巻が出るなぁ.というそういうヌルイ期待感.
みーくんの『肝(※)』がぽろっと出されたけど
著者の気合が追いつけば,7巻で読めるかな?
練りが粗いと感じたのは,副流の
『三十路−仕事a+仕事b=』
『脇役+視点=』
『佐内利香×上社奈月=』
それぞれの惹きが弱くて,本流が頭から消えない.
それで,脳味噌が舌を噛むような読み方してしまった.
◇メモ
ネ
タ
バ
レ
注
意
P.25 あんずは直角に曲がった素直な子だから、慣れるとわかりやすい。
P.32 「こーた君って、ふつうじゃないよねー?」
「こーた君はだめじゃないよ。変さいこー」
P.85 あの嘘つき少年なら、側にいる誰でも分かり易いけどねー。
あの子、嘘つくの下手だもの。
P.87 病んだものを心にいつまでも引きずるしかなくて、毎日を
重苦しそうに生きている人を大勢見てきたアタシからすると、
母の言っていることは正しい寝言だった。
P.88 二度と敷居を跨がないってことは外に出なくていいってこと
P.118 甦りフェア
P.131 賛同の声はあがらない(略)否定もしない。そんな態度で
は、加害者も兼任しているとしか傍観者には取られない。
あの手の人間は独善を増長する為に、根本への栄養を
自身で賄ってしまうのだから。根っこが幾ら絶望的に
根深く生えていたとしても、刈り取る意思は途絶え
させてはいけない。
P.131 地下暮らしの時、僕はそれができなかったから……
※ マユに、殺して、もらった。
綺麗好きで掃除嫌いのまーちゃんに、みんな片づけて
もらった。
僕の家族だった人達なのだから、僕がその手を下さないと
いけなかったのに。
失敗したよなぁ、とヘタレは常々後悔しつつ、時々
自殺したくなる。
P.162 L.-3 青白い管をスポンと引き抜いてから
(海老原香奈恵…このまま? →P245)
P.173 枝瀬
評価できるのは、僕の下の名前を大々的に発表しなかった
P.196 平針須見 (湯女)
P.203 ユナ・ナンシー・オーエン
P.232 稲側ぐらいなら殺して …稲沢だろうな.
ライトノベルでは良くあるけどこの著者には珍しい.
P.245 あの日に一人死んだ生徒がいるって
P.246 あいつらの、どっちが死んだの?
…どっちでもない.海老原香奈恵だからというのは
『脇役+視点=』を安直に読む願望読みかな??
なんて考えてしまうのは練りの粗さゆえという気も.
※の肝をどう仕上げるかで,物語全体の価値が変わりそう.
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