杉井光『さよならピアノソナタ〈4〉』電撃文庫
素晴らしい~!!素敵さに涙しながら読み終えた.
こんな美しい夢を物語れるのは暗黒をもってるから?
大きな物語が素晴らしいのに加えて,場面場面での
心の機微の小さな物語も胸に沁みるものがある.
鈍感さと敏感さと繊細さの混ざり方も好い感じだし
キャラが皆愛しくてしかたなくなる….はふう.
最終楽章と帯にあるのをみて少しだけ杞憂したのが
白・杉井光から一転して黒化して突き落とすっての.
(P.124, P.156, P.170 などでドキドキしてしまった….)
著者による曲目紹介(読んでからみること)
http://blog.livedoor.jp/hikarus225/archives/51147383.html#more
1巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200712031815010000/
2巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200803110117470000/
3巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200808081822480000/
◇可聴域(この項は2008年12月11日に追記)
迷って書かなかったけどやっぱり白状しといたほうがいいかな.
Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band が出てきた時点で
どういう風に犬を吼えさせるのかな?と思ってしまって…
真冬が聴き取るというのに…うひゃっ,参りました.
音といえばデジタルの低音質が当たり前になって検証が難しいけど
30000Hz以上まで再生できる装置って無意味じゃないと思ってる.
いわゆる人間の可聴域は良くて上限20000Hzとかいうのだけれど
聴覚検査の連続音と,楽音の場合は違うのではないかという気がする.
音楽じゃないけれども,中学生の頃,卓上に置いたガスコンロの火を
絞って小さくした時,シーと鳴る音が耳障りで非常に不快だと言うと
三つ下の妹が辛うじて聞け,40代の両親は全く聞こえないって事が.
たぶん10000~15000Hz位の音だったと思うけれども.
昔,瀬川冬樹氏が低域の出ないヘッドフォンの試作品について
書かれていたが,低音域の感覚も個人差が随分大きい気がする.
◇メモ
P.13 ドラムスを小音量で叩き続けるのは至難の業なのだ。
P.18 黒歌鳥(フェケテリコのルビ)
P.24 絶叫と同時に景色がぐるんと …レコードをどうしておいたのだろう?
P.28 「音でわかる。裏拍のもたれがなくなってる。千晶、怒ってたり焦ってたりすると
そういう面白味のないリズムになる」
P.87 永遠に続くタンゴ スポーツと気晴らし 第16曲「タンゴ」 エリック・サティ
%ヴェクサシオンとどっちが凄いか微妙なところかもしれない.
P.90 『サージェント・ペパーズ』。たしか、英国版のLPでなきゃだめなはずだ。
P.117 エフェクターを自作したんだ。先輩と真冬のギターをシンセにつないで、
かなり鈍く反応させてバッキングを鳴らすの。トーンも連動するようにしてある。
P.124 ぼくの一つ目の失敗
P.148 『サージェント・ペパーズ・インナー・グルーヴ』
P.150 「あの、おしゃべりのループの直前になにかすごく甲高い音が聞こえた」
P.156 二つ目の失敗
P.162 「…真冬の、右手のタッチが、変じゃない?」
P.165 角瓶
P.170 フェケテリコの最後のフライトになるなんて
P.221 徳利 紹興酒のミニボトル
P.287 親父が息子に言っちゃいけないせりふの、たぶんナンバーワンだ!
P.308 「泥坊市場」 Un marché du cambrioleur だろうか?
P.322 着信音だ。ベートーベンのピアノ協奏曲第二番、変ロ長調
素晴らしい~!!素敵さに涙しながら読み終えた.
こんな美しい夢を物語れるのは暗黒をもってるから?
大きな物語が素晴らしいのに加えて,場面場面での
心の機微の小さな物語も胸に沁みるものがある.
鈍感さと敏感さと繊細さの混ざり方も好い感じだし
キャラが皆愛しくてしかたなくなる….はふう.
最終楽章と帯にあるのをみて少しだけ杞憂したのが
白・杉井光から一転して黒化して突き落とすっての.
(P.124, P.156, P.170 などでドキドキしてしまった….)
著者による曲目紹介(読んでからみること)
http://blog.livedoor.jp/hikarus225/archives/51147383.html#more
1巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200712031815010000/
2巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200803110117470000/
3巻の感想 http://felis.diarynote.jp/200808081822480000/
◇可聴域(この項は2008年12月11日に追記)
迷って書かなかったけどやっぱり白状しといたほうがいいかな.
Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band が出てきた時点で
どういう風に犬を吼えさせるのかな?と思ってしまって…
真冬が聴き取るというのに…うひゃっ,参りました.
音といえばデジタルの低音質が当たり前になって検証が難しいけど
30000Hz以上まで再生できる装置って無意味じゃないと思ってる.
いわゆる人間の可聴域は良くて上限20000Hzとかいうのだけれど
聴覚検査の連続音と,楽音の場合は違うのではないかという気がする.
音楽じゃないけれども,中学生の頃,卓上に置いたガスコンロの火を
絞って小さくした時,シーと鳴る音が耳障りで非常に不快だと言うと
三つ下の妹が辛うじて聞け,40代の両親は全く聞こえないって事が.
たぶん10000~15000Hz位の音だったと思うけれども.
昔,瀬川冬樹氏が低域の出ないヘッドフォンの試作品について
書かれていたが,低音域の感覚も個人差が随分大きい気がする.
◇メモ
P.13 ドラムスを小音量で叩き続けるのは至難の業なのだ。
P.18 黒歌鳥(フェケテリコのルビ)
P.24 絶叫と同時に景色がぐるんと …レコードをどうしておいたのだろう?
P.28 「音でわかる。裏拍のもたれがなくなってる。千晶、怒ってたり焦ってたりすると
そういう面白味のないリズムになる」
P.87 永遠に続くタンゴ スポーツと気晴らし 第16曲「タンゴ」 エリック・サティ
%ヴェクサシオンとどっちが凄いか微妙なところかもしれない.
P.90 『サージェント・ペパーズ』。たしか、英国版のLPでなきゃだめなはずだ。
P.117 エフェクターを自作したんだ。先輩と真冬のギターをシンセにつないで、
かなり鈍く反応させてバッキングを鳴らすの。トーンも連動するようにしてある。
P.124 ぼくの一つ目の失敗
P.148 『サージェント・ペパーズ・インナー・グルーヴ』
P.150 「あの、おしゃべりのループの直前になにかすごく甲高い音が聞こえた」
P.156 二つ目の失敗
P.162 「…真冬の、右手のタッチが、変じゃない?」
P.165 角瓶
P.170 フェケテリコの最後のフライトになるなんて
P.221 徳利 紹興酒のミニボトル
P.287 親父が息子に言っちゃいけないせりふの、たぶんナンバーワンだ!
P.308 「泥坊市場」 Un marché du cambrioleur だろうか?
P.322 着信音だ。ベートーベンのピアノ協奏曲第二番、変ロ長調
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