12月31日の日記

2008年12月31日 読書
今野緒雪『マリア様がみてるハローグッバイ』コバルト文庫

期待して読んで,期待通りの心地よい時間~.
なんとなく,だけど,穏やかで静かな基調の印象.
沈んだという感じは無いので,最近読んでたもので
感覚がずれてるからだという可能性もないではない.
小鳥のネタはあとがきで説明があると思ったけど…
「さん」付け問題の話は,久しぶりの今野緒雪さんらしい
心の揺れ方が楽しめるものだった.このオチは
当該キャラの名前を考えた時には考えてなかっただろうな
そういうふうに思ったけれども,はてさてどうだか.
祐巳の時間で1年半って,そうなのか…としみじみ.
そして,そうか,34冊目だったのかと意識が遠くへ.

◇メモ(!!ネタバレ注意!!)
P.22 抹茶みたいな小鳥といってまず思い出すのは、何といってもウグイスでしょう。
P.71 ウグイスが花をついばみながら、チーチーチーって鳴いている。
%こいつら皆食い気盛んでウグイス餡だのに染まっとるのか?
%抹茶みたいな『ウグイス色』の小鳥はメジロで,ウグイスは枯葉色.
%春先の枯れた笹原にいると見事に溶け込んでサッパリ見えない.
%JIS慣用色名の「ウグイス色」はホンモノのウグイスの色だそうだ.(迷惑)
%あと,花をついばむこともあるかもしれないけど,首突っ込んで密を舐めてる.
%春先に盛んに蜜を舐めて,黄色い花粉を顔につけたメジロも可愛い.

P.38 ちさとさんという人は、故意なのか無意識なのか知らないが
P.59 『令ちゃんのばか』
P.78 (令ちゃんのばか、――って? ああ)
P.177 「ちさとちゃん。髪の毛カーラーで巻いていたよね」
%とても,くすぐったい感じの好いところ.

P.83 「お姉さまたちは、いつからお互いを名前で呼び合うようになったのですか」
P.84 「さっ、祥子はさ」 顔を紅潮させて、令が言った。
P.95 「令が悪いということはないと思います。」
P.105 例が悪い、 を、 令が悪い、
P.106 「何で教えるの? こんな面白いことを」  「……そう、焚きつけたわけね」
P.113 志摩子がつぶやくと、桂さんはガクッと、寄りかかっていた物を外されたみたいな
    身体の動きをした。たまにやっている人を見かけるけれど、これってどうやって
    身につけるのだろう。

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