1月6日の日記

2009年1月6日 読書
野村美月『“文学少女”と恋する挿話集 1 』ファミ通文庫

本編楽しんだなら読まずにはいられないだろうし
充分に楽しく読めると思う.10の短編が収められた
挿話集だが微妙に(著者による)二次製作SS集の感も.
読んでいて,シリーズが終ってしまったことをしみじみと
思い起こさせられて少々感傷的になってしまうのは
この作品によるというより読み手の側のことかな.

ずっと読んでたどり着くと345頁の遠子が凶悪に可愛い.
間違っても先に見て,美味しさを減らしちゃいけない.

出たよ…蟹工船.昔読んだ時にウヘェ~と思って
あれは偉大なるアジビラだっ.文学じゃね~,と.
この感覚は三途の川の彼岸まで持って行きそう.

第八話が,一番早く元作品を思い浮かべられたけど
キャスティングで一番驚かされた気もする.
本編での扱いが…なんで,補完っぽい感も.

第九話…知りませんでした.Nice boat. に感動して
船上で抱きしめる場面を幾度も見ているけれども…
ニコ動で運良く消えずに残っているんで…
本家を知らずに反応してたってことになるのかな.

◇メモ
冒頭の絵に Red Riding Hood とあったので赤ずきんを検索.
仏:Le Petit Chaperon rouge,独:Rotkäppchen と英語だけRiding.

P.46 巾着を包むかんぴょう    う~ん…
P.53 裂けちゃって大変  …このくだりあたりからSSっぽく読んでたか?
P.57 源氏物語五十四帖を読破して、レポートを提出  …ひゃっ.
P.208 あたしのことを、自分の庇護者扱いしている。  …逆の意に感じるけど?
P.210 獣物  …これは,動物→獣,と推敲していて消し忘れたような??
P.219 けどあなたは、一詩を泣かせてくれたわね、朝倉さん。  !!!

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