1月17日の日記

2009年1月17日 読書
杉井光『ばけらの!2』GA文庫

色物というかネタものと思って読んだら
そのものとしても素敵だった1巻なので
おおいに期待して読んだ2巻,期待通り.

ネタでなく本体で大いに楽しめるうえに
関連作品を読んでいるとより楽しめる.
『さくらファミリア2』でも感じたことだけど
地の文の微妙にメタ小説がかったところが
とても心地よく読める.『さよならピアノソナタ』では
これほどやっていない気がするので使い分けか.
あちらはあちらで物語世界をかっちり作ってて好い.

◇メモ
P.81 ゼノンのパラドックスはご存じですわね?
P.93 小さな女の子
P.102 しまんちゅはヒカリと呼ぶ
P.105 小説家は毎分毎秒、原稿をさぼる口実を探しているものだ。
P.136 ヤマピカリャー
P.138 見鬼の才
P.138 ヤマピカリャーは本土では――雷獣、あるいはヌエと呼ばれています
     …雷獣=木貂 黄貂とは違うらしい.
P.162 『読ませてもらいました。他社さんの原稿だけどね、あははは』
P.170 杉井さんはしめきりが続くと部屋がコーヒー臭くなるんですね……
P.170 鴻池ジン
P.172 パーカーの下はショートパンツ、黒のニーハイソックスの間に見えるほっそりした
    太もも。まあ、たしかに胸はないけど、それ以外はどこからどう見ても女の子。
     この業界では珍しくない――って、いや、それは原稿の中の話だ。
P.193 目白にあるという、とある人の邸宅
P.194 お屋形さま
P.197 フェレット
P.197 八年ぶりの新シリーズ  →鏡貴也『いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後』
P.226 見本誌
P.223 雑司ヶ谷霊園 小泉八雲、夏目漱石、島村抱月、泉鏡花、永井荷風、……
P.227 最新刊で主人公とかなり深い仲に  →杉井光『さよならピアノソナタ〈4〉』253頁~
P.245 台東区千束四丁目
P.260 作中の設定であるその年月日の話を、現実のまさにその日に執筆する

いけぬこ的名前当て…
ヒカリちゃん
鴻池ジン     この二人はどなたかな?
お屋形さま:鏡貴也さん は分かったけれど.

和泉うららさんによると
鴻池ジン:井上 堅ニさん だそうで…ふ~む...
http://urara.tank.jp/log/eid1032.html

◇いけぬこ研究会の方による説明
風見周さん『ばけらの!2を考察してみる。』
http://blog.meguru.moo.jp/?day=20090124
井上堅二さん『わかる人だけわかるお話』
http://inouekenji.blog.shinobi.jp/Entry/7/

◇『ばけらの!』(1巻の感想)
http://felis.diarynote.jp/200809121916177083/

◇追記
何か,全体に,水被ったみたいに皺っぽい紙だったんだけど
ロットによるのかな?と調べてから書こうと思って忘れてた.
今度調べるのを忘れないために追記しておく.(2009年1月23日)

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