2月5日の日記

2009年2月5日 読書
多崎礼『“本の姫”は謳う〈4〉』C・NOVELSファンタジア

なんだか…読み終えて…辛い感じが残ってる.

決して,つまらないわけじゃないんだけれども
挫けそうなキャラの描写が多い気がするのと
自力で切り開こうとしないで身を投げてしまうような
そんな感じのするキャラが目立つ気がする.
暗黒を真正面から受け止める,の解釈の一つか.

レッドの企みを凄くして物語を深くしたかったのかな.
どうも酸鼻極まる話が続いて結末に近づいて
収まりつかないのに『終章』に飛び込まれて
どうしてくれるんだ?という気分が残ったからかも.

◇メモ
P.155 裸の上半身には包帯で蔽われ、太い両腕にも包帯が巻かれていた。
    …この『上半身には』はたぶん推敲の途中で忘れられたのだろう.
     他にも,てにをはで妙なところが目立った気がする.
     前の巻では感じなかったことで,憶測すると,この巻は急ぎすぎた?

◇1~3巻読んだときの感想
http://felis.diarynote.jp/200804191617220000/
http://felis.diarynote.jp/200805031711370000/
http://felis.diarynote.jp/200808121210000000/

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