3月24日の日記

2009年3月24日 読書
須賀しのぶ『アンゲルゼ―永遠の君に誓う』コバルト文庫

う~~~ん.何ともモヤモヤした読後感.
ただ,8・9章は,途中をすっ飛ばしたような
そんな感じに唐突に進む印象があった.
重く辛い気分を基調と感じて読んでたので
終章の妙な明るさに,はぁ?という気分.
なおかつ,戦いは続いてるんだよねぇ.

著者ブログによると大人の事情があったそうで…
http://no99.jugem.jp/?eid=261
もっと紙数を使って物語られたら印象違ったかな?

◇メモ
P.12  イシナはしばらく考え込んだ後、陽菜の目を見つめて言った。名前だけは
    聞き取れたが、そのあとの言葉は全くわからない。促すように通訳を見るが、
    彼は険しい顔でイシナに何かを言った。イシナは言い返し、さらに通訳が
    怒鳴り、険悪な空気が漂う。
    「ちょっと、やめてください。どうしたんですか?」
     陽菜が慌てて間に入ると、通訳はため息をついた。
    「いや、たいしたことじゃない。ただのくだらない雑談だから、控えろと
     言っただけだ。」
     とてもそんなふうに見えなかった。イシナの表情は、とても真剣なものだったのに。
    「雑談でもいいです。なんて言ったんですか?」
    「訳す必要はない。遠藤大尉、もうよろしいでしょうか?」
P.13 それでも陽菜には、マリアが言わんとしていることはわかった。あのアンゲルゼは
   大切なことを話していて、マリアはそれを知ってなんとか伝えようとしたのだ。
P.60 窶れた   …作品とは関係なけど,覚えたくない漢字だなぁ.
P.155 「ちがうよ! あの子たちは、自分から襲ったりしてないよ! 捕まったとき、
    イシナがヒナに伝えようとしたじゃない」   …結局聞いてなかったわけだ.
P.159 協力な助っ人  …ま,誤変換だろうな.
P.159  マリアは嬉しそうに笑い、ここから逃げたらあれをしよう、これもしようと、幸せな
    夢を騙りはじめた。たくさん歌を歌おう。勉強なんてしないで、ずっと音楽を聴いて、
    きれいなものをたくさん見よう。お洋服も、アクセサリーもたくさんほしい。誰も
    邪魔しない花園をつくって、毎日お茶会をしよう。聞いているうちに、陽菜の顔は
    恐怖にこわばっていく。それは全て、かつて陽菜が毎日、あの沼のほとりで
    マリアに語ってきかせたことだった。 
     陽菜がかつて現実を忘れるために語った、都合のいい夢物語。それをマリアは、
    本気で実現しようとしているのだった。
P.169 右端の下のほうに、指紋がたくさんついている。
P.284 いきなり手を引かれ、陽菜は息が止まるほど驚いた。  …この期に?と違和感.

あとがきまで含めて364頁コバルトにしては多い方かなぁ.
波多野鷹『Aquq 2』 でも347頁.

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