4月27日の日記

2009年4月27日 読書
鷹見一幸『ご主人様は山猫姫―辺境見習い英雄編』電撃文庫

表題に山猫とつくから手にとってみたけれども
裏表紙めくったところのこれまでの著作をみて
たぶん,圏外だろうけどと冒頭を眺め始めたら
カラー口絵の台詞に…
「無茶、言わないで下さいよ……
 人間は、普通、天井を走ったりはしません……」
これは読んでみないといけないかな,と.
%猫と遊ぶのが好きな人にはわかるかと思う.

山猫かというと疑問符が残るけれども
姫の描写に猫的行動が役立ってはいる,か.

手練れによる,いい意味でいかにもな物語.
重いものとか病的なものとかエグイものが
欲しい人には向かないが軽い楽しい読み物.
これも3~5冊くらいのシリーズになるのかな.

ミリンの喋り方が『創立!? 三ツ星生徒会』を思い出させる.
あとがきによるとミーネの台詞の方が広島弁なのかな?
あまりピンとこないけど…ほんの少しだけ知ってる広島弁が
男言葉だけだからかもしれない.

◇メモ
P.29 あの山猫を人間にするのが、君の仕事だ!
P.34 「『姫』と聞イて、いロいろ想像や期待や妄想をしてイるでしょうけレど、
    そレは一切、捨ててくダさい」
P.179 「何でもありませン。酔っ払いドモが、酒を飲む理由を見つけただケです」
P.195 二十短里ほど先に
P.209 身の丈七短里(メートル)ほど  …『短里』初出位置を見落としたか?

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