5月7日の日記

2009年5月7日 読書
米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件〈上〉』創元推理文庫

春期・夏期は一巻完結だったけれどもこれは上下二巻.
前半は割合穏やか,なのは踏襲したようで静かな感じ.
でも,夏期ので小佐内さんの正体は曝されてるし
新しく出てきたキャラもなかなかの怪しさもっていて
下巻の展開が大いに楽しみ.少し,ぐろぐろな感じに.(笑)

◇メモ
P.170 「そしてね。あなたがわたしの、シロップなのよ」
P.171 「おいたは、もうだめ。何もしないのが、一番いいと思うの」
P.227 「おれは違う。何もしない小市民なんかじゃない。任せてくれ、大丈夫だ。
     待ってろ、三ヶ月もすれば、最高にいいところを見せてやる」
P.228 紙一重。
    小佐内はぺらぺらの小さな紙一枚で、おれを防いでいた。紙を自分のくちびるに
    押し当てて。それはレシートだった。左手には文庫本、右手にレシート。
P.229 「だけど瓜野くん、任せてって言ったわね。いいところを見せてくれるのよね」
P.229 その肩越しに、何かひらひらと、白いものが落ちてくる。レシートだ。
    小佐内の薄い楯。
    「あげるわ。思い出にね」                  …にゃわにゃわ

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