みかづき紅月『放課後トゥーランドット』一迅社文庫
『ぶよぶよカルテット』が,とても好かったので
音楽ものだし同系かなと思ったけれども
裏表紙の説明みたら…何か違うのかも.
なんて,心配して読み始めたけど杞憂だった.
あとがきに,テイストはかなり近いとあるように
著者自認だけど,違う風味の登場人物で
同じように素敵な物語世界を作り上げていて
可愛さに,健気さに,口汚さに,素直じゃないとこに
きゅ~んとする場面が溢れている楽しい物語.
好きだから! の力をとてもよく描いてる.
これと,『ぶよぶよカルテット』と杉井光『さよならピアノソナタ』は
真っ直ぐ系,元気のでる物語として格別にお勧め~!!
◇メモ
P.39 「臨むところだ! 来いっ!」 …望む
P.39 「紺碧の夜空に輝ける無数の星々のごときもの。変幻自在に
姿を変え、人が追い求め焦がれるも、近寄れば近寄るほど
遠くなり、遠くなれば遠くなるほど近くなるもの。
P.76
「あら、そうなんだ。二問目はね――時の神に支配されぬもの 露を払い
雲を払い太陽を輝かせる春風にして、ときに嵐となり、
醜い宝を巧妙に隠す衣を厳然と奪い去るもの」
P.89 「でも、そんなに負けるのがいやなら、別にあのなぞなぞもさ、
僕の回答を不正解にしなけりゃよかっただけのことだろ」
…どこを変えてもいいけど.不正解→正解/しなけりゃ→すりゃ
P.164 眦 …まなじり 何となく読んだけどあやしさ感じて辞書引いて安心.
P.170 燃える炎といてつく氷をその胸に抱くあらぶる女神 陽炎のごとき姿で
絶えず人の目を奪い、惑わし、時に救い、稀に滅ぼす。この世で最も難解な
存在でそれを御する王はいないが、御したいと願う王は後を絶たない。
P.234 重いきや …思いきや
P.238 この後に …この期に
P.238 が、僕と渚さんが同時に携帯を取り出して、彼女に差し出したのを見ると、
彼女は僕らを睨みつけて威嚇してくる。豊かな青みがかったシルバー
ブロンドが空気をまとって逆立った。この後に及んでまだ威嚇するか。
この野良……。なかなか懐かないな。
…この野良~ がなんとも好いなぁ.
P.258 こんなスパム対策すらまったくしてなさげな短いメルアド
roran かな? …『@の前が5文字だけという短いアドレス』 と書いたら
『私は 3 文字(笑』 と返されたことあるなぁ.
P.265 ダメンズ …(う~ん)
『ぶよぶよカルテット』が,とても好かったので
音楽ものだし同系かなと思ったけれども
裏表紙の説明みたら…何か違うのかも.
なんて,心配して読み始めたけど杞憂だった.
あとがきに,テイストはかなり近いとあるように
著者自認だけど,違う風味の登場人物で
同じように素敵な物語世界を作り上げていて
可愛さに,健気さに,口汚さに,素直じゃないとこに
きゅ~んとする場面が溢れている楽しい物語.
好きだから! の力をとてもよく描いてる.
これと,『ぶよぶよカルテット』と杉井光『さよならピアノソナタ』は
真っ直ぐ系,元気のでる物語として格別にお勧め~!!
◇メモ
P.39 「臨むところだ! 来いっ!」 …望む
P.39 「紺碧の夜空に輝ける無数の星々のごときもの。変幻自在に
姿を変え、人が追い求め焦がれるも、近寄れば近寄るほど
遠くなり、遠くなれば遠くなるほど近くなるもの。
P.76
「あら、そうなんだ。二問目はね――時の神に支配されぬもの 露を払い
雲を払い太陽を輝かせる春風にして、ときに嵐となり、
醜い宝を巧妙に隠す衣を厳然と奪い去るもの」
P.89 「でも、そんなに負けるのがいやなら、別にあのなぞなぞもさ、
僕の回答を不正解にしなけりゃよかっただけのことだろ」
…どこを変えてもいいけど.不正解→正解/しなけりゃ→すりゃ
P.164 眦 …まなじり 何となく読んだけどあやしさ感じて辞書引いて安心.
P.170 燃える炎といてつく氷をその胸に抱くあらぶる女神 陽炎のごとき姿で
絶えず人の目を奪い、惑わし、時に救い、稀に滅ぼす。この世で最も難解な
存在でそれを御する王はいないが、御したいと願う王は後を絶たない。
P.234 重いきや …思いきや
P.238 この後に …この期に
P.238 が、僕と渚さんが同時に携帯を取り出して、彼女に差し出したのを見ると、
彼女は僕らを睨みつけて威嚇してくる。豊かな青みがかったシルバー
ブロンドが空気をまとって逆立った。この後に及んでまだ威嚇するか。
この野良……。なかなか懐かないな。
…この野良~ がなんとも好いなぁ.
P.258 こんなスパム対策すらまったくしてなさげな短いメルアド
roran かな? …『@の前が5文字だけという短いアドレス』 と書いたら
『私は 3 文字(笑』 と返されたことあるなぁ.
P.265 ダメンズ …(う~ん)
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