森橋ビンゴ『ナナヲ・チートイツ』メガミ文庫
『麻雀シーンもある小説じゃなくて、完全無欠に
麻雀がメインです。』という極楽トンボさんの言葉に
どういうもんだろうと好奇心を擽られて手を出して….
気楽な読み物として,いちおう面白く読んだ….
満貫以上しか計算できない(符計算できない)という
タコ視点でいうと…麻雀ネタ的には面白味薄い.
ただ,七対子と国士無双というのは麻雀覚え始めに
身近な役なので覚えたての中高生には親近感高いかも.
わたしは,一気通貫がつきそうもない門前清一色,言い換えると
待ちがごちゃごちゃ込み入ってくるのが一番好きなので….
七対子とか十三么九なんて「何が面白くてやってんだろ~」とか
三色系の配牌には「うぁ~腐れ手が来始めた~」など言って
後で見ている奴から「何でだよ~」と言われたりする奴なんで
一般的感性からはちょっとずれているかもしれないけど.
あ,手なりに逆らうのはよくないので十三么九も三色も忌避はしない.
やるときはやるけど.148頁の例みたいなときはやる,とか.(笑)
麻雀以外の部分のお話は…だってメガミ文庫だから,でいいか.
頭に手を置くというのが印象的で好かった.
◇追記(2009年7月12日)
メガミ文庫の編集さんが成り立ち話を書いておられると教わりまして…
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20090709/p1
ななちーの話 その1(kuro_megamagaの日記)
http://d.hatena.ne.jp/kuro_megamaga/20090707/1246995403
ななちーの話 その2(同上)
http://d.hatena.ne.jp/kuro_megamaga/20090709
まだ続くのかも.いや~,この蹴散らされた極道設定だったらブン投げてたかも.
◇メモ
P.31 索子の 三索 六索 九索 の三面張。 三索なら三色もつく形だ。5巡目や
6順目でこの形なら、大概の人間はまず負けはないと考えるだろう。早い
順目なら待ち牌を絞られることもない。絞られたとしても三面張なら全てを
抑え切るのはまず不可能だ。
だが、こんな手に限って親父には和了る事ができない。
無論、毎度毎度というわけじゃない。時には和了れる事だってある。が、
多くの場合、親父にこんな手が入った時、親父の待ち牌は山深くに眠って
いたり相手の手の内にごっそりと固まっていたりする。
…運などと関係なく,そんなに珍しいことじゃない.
P.77 現物の娃を捨てて聴牌できる。 …娃? 中 の麻雀牌フォントの筈だったか?
P.128 迷う事なく<西>を切り
…<七萬>と<西>で 七萬残すのを特異なように書いてあるが
そして,物語後半でちょっと可愛い話にしているけれども
場面によっては,結構よくやる選択という気がする.
P.148 三色を選択すれば待ち牌は嵌張の二索しかない。それよりは三索 六索
九索 の三面待ちの方が確実に和了れるだろう。それは間違いない。
…P.32のとこでも書いたが,これがどうも違う気がする.
P.148 確率なんてものは、何百回、何千回という試行の末に
結果が出るものでしかないのだ。
…『大数の法則(たいすうのほうそく)』を的確に理解している賭博者.(笑)
本来の『大数の法則』が少ない標本で成立つと勘違いしてしまう錯誤が
賭博者の錯誤(gamblers’ fallacy)であり,『小数の法則』ともいう.
なお,一字違う『少数の法則』は『ポアソン分布』の別名で別物.
P.171 俺は立ち上がり、まだ座り続けている七緒の頭に手を置いた。
P.176 「昨日みたいに、私の頭に、手を置いてもらってもいいかな?」
P.219 俺は何も言わない七緒の頭に手を置いた。七緒は泣き声を押し殺して震えている。
P.232 不安げな七緒の頭に、俺は手を置いた。
P.243 一之瀬の運気は異常だった。 …運気に頼るなよ~叙述で.(笑)
P.254 愛を切ってそれを横に曲げた。 …娃と同類だろうが,これが何かは想像不能.
P.270 「……4万8千」 …四暗刻単騎だから9万6千ルールとどっちが多数派だろ?
『麻雀シーンもある小説じゃなくて、完全無欠に
麻雀がメインです。』という極楽トンボさんの言葉に
どういうもんだろうと好奇心を擽られて手を出して….
気楽な読み物として,いちおう面白く読んだ….
満貫以上しか計算できない(符計算できない)という
タコ視点でいうと…麻雀ネタ的には面白味薄い.
ただ,七対子と国士無双というのは麻雀覚え始めに
身近な役なので覚えたての中高生には親近感高いかも.
わたしは,一気通貫がつきそうもない門前清一色,言い換えると
待ちがごちゃごちゃ込み入ってくるのが一番好きなので….
七対子とか十三么九なんて「何が面白くてやってんだろ~」とか
三色系の配牌には「うぁ~腐れ手が来始めた~」など言って
後で見ている奴から「何でだよ~」と言われたりする奴なんで
一般的感性からはちょっとずれているかもしれないけど.
あ,手なりに逆らうのはよくないので十三么九も三色も忌避はしない.
やるときはやるけど.148頁の例みたいなときはやる,とか.(笑)
麻雀以外の部分のお話は…だってメガミ文庫だから,でいいか.
頭に手を置くというのが印象的で好かった.
◇追記(2009年7月12日)
メガミ文庫の編集さんが成り立ち話を書いておられると教わりまして…
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20090709/p1
ななちーの話 その1(kuro_megamagaの日記)
http://d.hatena.ne.jp/kuro_megamaga/20090707/1246995403
ななちーの話 その2(同上)
http://d.hatena.ne.jp/kuro_megamaga/20090709
まだ続くのかも.いや~,この蹴散らされた極道設定だったらブン投げてたかも.
◇メモ
P.31 索子の 三索 六索 九索 の三面張。 三索なら三色もつく形だ。5巡目や
6順目でこの形なら、大概の人間はまず負けはないと考えるだろう。早い
順目なら待ち牌を絞られることもない。絞られたとしても三面張なら全てを
抑え切るのはまず不可能だ。
だが、こんな手に限って親父には和了る事ができない。
無論、毎度毎度というわけじゃない。時には和了れる事だってある。が、
多くの場合、親父にこんな手が入った時、親父の待ち牌は山深くに眠って
いたり相手の手の内にごっそりと固まっていたりする。
…運などと関係なく,そんなに珍しいことじゃない.
P.77 現物の娃を捨てて聴牌できる。 …娃? 中 の麻雀牌フォントの筈だったか?
P.128 迷う事なく<西>を切り
…<七萬>と<西>で 七萬残すのを特異なように書いてあるが
そして,物語後半でちょっと可愛い話にしているけれども
場面によっては,結構よくやる選択という気がする.
P.148 三色を選択すれば待ち牌は嵌張の二索しかない。それよりは三索 六索
九索 の三面待ちの方が確実に和了れるだろう。それは間違いない。
…P.32のとこでも書いたが,これがどうも違う気がする.
P.148 確率なんてものは、何百回、何千回という試行の末に
結果が出るものでしかないのだ。
…『大数の法則(たいすうのほうそく)』を的確に理解している賭博者.(笑)
本来の『大数の法則』が少ない標本で成立つと勘違いしてしまう錯誤が
賭博者の錯誤(gamblers’ fallacy)であり,『小数の法則』ともいう.
なお,一字違う『少数の法則』は『ポアソン分布』の別名で別物.
P.171 俺は立ち上がり、まだ座り続けている七緒の頭に手を置いた。
P.176 「昨日みたいに、私の頭に、手を置いてもらってもいいかな?」
P.219 俺は何も言わない七緒の頭に手を置いた。七緒は泣き声を押し殺して震えている。
P.232 不安げな七緒の頭に、俺は手を置いた。
P.243 一之瀬の運気は異常だった。 …運気に頼るなよ~叙述で.(笑)
P.254 愛を切ってそれを横に曲げた。 …娃と同類だろうが,これが何かは想像不能.
P.270 「……4万8千」 …四暗刻単騎だから9万6千ルールとどっちが多数派だろ?
コメント