杉井光『神様のメモ帳〈3〉』電撃文庫
とても好きな物語世界を堪能.
1・2と随分印象が変わったなというか
『さよならピアノソナタ 』から入ったわたしには
あ~杉井光世界だ~,という印象が強い.
こちらの2と3の間にピアノソナタ1・2出てたんだな.
萌えさせる場面がとても増えているし.
中身的には1を受けたようなところもあって
読んでいて,最初から構想してたのかな
それとも,1の隙間みつけて作り上げたのかななど
妄想膨らませたけど,あとがきからは不明.
◇メモ
P.17 なんと、温めたヨーグルトにかけて食べるのである。苺の果汁が無垢な白の
上に広がって、見た目がすごくきれい。
P.32 いくぶん警戒したような目で、戸に半分身体を隠して彩夏を見上げるアリス。
彩夏はほとんどこっちに背中を向けていたのだけれど、その顔が好奇心に
輝くのがわかる。
「わ、わあ……」
彩夏が漏らした声に、アリスの髪がおびえた野良猫みたいにぴくっと震える。
「わあ! わあ!」
アリスに飛び退くひますら与えず、彩夏はそのちっちゃな身体を抱きすくめて
さらさらの黒髪に顔をうずめた。アリスは彩夏の腕の中でばたばた暴れながら喚く。
「見たかいマスター、はじめて逢ったときと寸分違わず同じ反応だよ、
あきれかえった!記憶を失くしてもこれだ、七千回生まれ変わった後でも
同じことをするにちがいないよ、彩夏、ぎゅうぎゅう首をしめないでくれたまえ!
ぼくは抱き枕じゃないぞ!」
P.57 「藤島君って、そういう趣味だったんだ?」
香坂先輩がようやく漏らしたのはそんな言葉。そんな趣味ってどんな趣味だよ。
P.58 ほとんど後から抱きかかえるようにしてアリスの頭を腕で固定すると、「むー」と
アリスはむくれ、香坂先輩は「そんな小さな女の子と……」と顔を手で覆う。
P.84 「知らないの? え、どうして? だってあんなに仲良さそうなのに、おかしくない?」
おかしいのかな。言われてみれば、おかしいのかもしれない。って、仲良さそう?
そう思われるのはなんだか複雑だなあ。僕だって、あいつの世話をしたくて
やってるわけじゃないんだけど。
「じゃあ、どうしてやってるの? 女の子の髪のお手入れしてあげるなんて……」
とても好きな物語世界を堪能.
1・2と随分印象が変わったなというか
『さよならピアノソナタ 』から入ったわたしには
あ~杉井光世界だ~,という印象が強い.
こちらの2と3の間にピアノソナタ1・2出てたんだな.
萌えさせる場面がとても増えているし.
中身的には1を受けたようなところもあって
読んでいて,最初から構想してたのかな
それとも,1の隙間みつけて作り上げたのかななど
妄想膨らませたけど,あとがきからは不明.
◇メモ
P.17 なんと、温めたヨーグルトにかけて食べるのである。苺の果汁が無垢な白の
上に広がって、見た目がすごくきれい。
P.32 いくぶん警戒したような目で、戸に半分身体を隠して彩夏を見上げるアリス。
彩夏はほとんどこっちに背中を向けていたのだけれど、その顔が好奇心に
輝くのがわかる。
「わ、わあ……」
彩夏が漏らした声に、アリスの髪がおびえた野良猫みたいにぴくっと震える。
「わあ! わあ!」
アリスに飛び退くひますら与えず、彩夏はそのちっちゃな身体を抱きすくめて
さらさらの黒髪に顔をうずめた。アリスは彩夏の腕の中でばたばた暴れながら喚く。
「見たかいマスター、はじめて逢ったときと寸分違わず同じ反応だよ、
あきれかえった!記憶を失くしてもこれだ、七千回生まれ変わった後でも
同じことをするにちがいないよ、彩夏、ぎゅうぎゅう首をしめないでくれたまえ!
ぼくは抱き枕じゃないぞ!」
P.57 「藤島君って、そういう趣味だったんだ?」
香坂先輩がようやく漏らしたのはそんな言葉。そんな趣味ってどんな趣味だよ。
P.58 ほとんど後から抱きかかえるようにしてアリスの頭を腕で固定すると、「むー」と
アリスはむくれ、香坂先輩は「そんな小さな女の子と……」と顔を手で覆う。
P.84 「知らないの? え、どうして? だってあんなに仲良さそうなのに、おかしくない?」
おかしいのかな。言われてみれば、おかしいのかもしれない。って、仲良さそう?
そう思われるのはなんだか複雑だなあ。僕だって、あいつの世話をしたくて
やってるわけじゃないんだけど。
「じゃあ、どうしてやってるの? 女の子の髪のお手入れしてあげるなんて……」
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