8月23日の日記

2009年8月23日 読書
細音啓『黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い』富士見ファンタジア文庫

はぁ~~~.なんか,目が潤むけど落涙はしない.
だけど,潤んだままが続くのは何なんだろう.
じわ~と,やわらかい充足感じる幸せな読後感.
黄昏色の詠使いの全10巻がこれで完結なんだけど
本当に見事に,独特の空気感を持ち続けたなと.

ただ,246頁の最終行~283頁の部分が…….
ほんの少しだけ,醒まされたような感じがした.
この物語の情を奔らせない空気感を保つためかな.

涼しい~寒い季節に,全巻を一気再読したいと思う.
たぶん,とても素敵な体験ができる気がするから.

◇メモ
P.82 二体二   …この著者には珍しいかな. P.112 では二対二だし.
P.267 濡れ羽色の髪をした少女。見知らぬ制服を着ているが、その服からも
    ほっそりとした体つきが容易に見てとれた。
    …ここで,この姿のイブマリーを登場させるのが好いなあ.

P.301 初めてだった。彼女がアマリリスのことを妹と呼んだのは。
P.317 ……そう。
    ……悲しいことじゃない。
    だって、想いはここにある。それさえなくさなければ、きっとまた会えるから。

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