黒部五郎小舎~稜線道~黒部五郎岳~カール道~黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~双六小屋(三日目)
黒部五郎小舎~稜線道~黒部五郎岳~カール道~黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~双六小屋(三日目)
黒部五郎小舎~稜線道~黒部五郎岳~カール道~黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~双六小屋(三日目)
稜線ルートは登り出しがゴーロが多かったり野性的.
カールを見下ろしながら歩けるのかと思ったら違う.
このルート自体が幅広の稜線の真ん中辺を登る.
高山植物がカールほどではないにしても色々ある.
稚児車チングルマの花と花後と種始と種完了が近くに.
最後の方で岩っぽく細くなってほどなく黒部五郎岳山頂.
8:43に着いたけれど半遅刻状態で,やっと大体見えた.
すぐにガスが隠し始め遠くの山が見える範囲は180~200度に.
17年前に初めて来たときはガスの中で展望なしだったから
そういう山かと思ったけど,たぶん,中間が多いんだろうな.

ノンビリしてからカールルートを下る.稜線ルートよりずっと楽.
盛りが過ぎてもこれだから,最盛期の花達は凄いだろうな.
そして,黒部五郎岳の綺麗な姿が眺められるのが好い.
後で会った女性がカールルートを登りに取りたいと言ってたけど
「振り返り振り返り歩きますからねぇ」と宜うしかない.
エアリアの『濃霧時は稜線ルートが良い』は,ゴーロ(大石)の間を通り
曲がるルートで,濃霧が視界奪うとゴーロが迷路になるからだろう.

黒部五郎小舎に戻りテント畳んで出発.けっこう疲れが出てゆるゆると.
三俣蓮華岳の手前で素晴らしい展望を楽しんでいたら,見慣れない山影.
あ~,と.わたしが歩くとき,雲隠れしてることが多い笠ヶ岳だった.

陽射しにジリジリ焼かれながら双六に向かう.この時点では,28日雨は想定外で
笠ヶ岳まで行くつもりなので体力温存と中道コースを選んでしまった.
展望あれば稜線を行く,普段のやり方しとけばなぁ.

で,いよいよ双六小屋に近づき,あの長い階段の1/5くらい下りたところで
下から6~7人くらいの,並なのとへばったの混成の集団が登ってきた.
観念して腰を下ろして通過待ちをするけど,待ってやる待ち賃(笑)のつもりで
どこまで行くのか効いてみたら……通じない.「こんにちは」がとても綺麗なのに.
キョトンとするのとか,I don’t knowというの(失敬な感じはない)とか.
4人目くらいの並の人が英語で韓国人で,日本語わかりません,と言ったので
Where do you want to go ? Today. みたいなこと言ってみたら言いよどんでから
三俣方向を指差すので「三俣?」と言ったら Yes と.ちなみに,17:10頃である.

ほんの僅かの会話を交わしただけだけど,悪い印象はなかった.
双六小屋の人の言うには,韓国人グループは日本の流儀を聞こうとせず
小屋の人達も韓国語わからないから言うにいえないみたいに言ってたような.
でも,外国語として英語使う者の間での英語は通じやすいものだしな,などと
無精な山猫ですら,何か工夫する試みを考えてみたいと思ったのも事実.
ということは,すでに大学生サークルとかのレベルで動き出てないかな?

この日の双六小屋のテント場はかなり混みあっていて,ありゃ~と思ったけど
看板写真に使っている最上の場所から少し池に寄ったところが空いてたので
池を眺める分には,お気に入りの場所と大差ない感じだった.

となりの団体のテントに『○○高校アウトドア部』と書かれていた(と思う)ので
へぇ~と思うも,そのときは流石に尋ねないままにした.で,起床時間などを
伝達してるのを聞いて,あ~,夜中から騒々しくして最後に出てく奴らかな?
そんな失礼な想像をしたけど3時に騒ぎ出して5時に出て行ったから
高校生にしては良い方かな.でもなぁ,4時前に普通の声で会話するなよ!である.

知ってもテント場所を引っ越さなかったのは,今回は目覚まし時計にしてしまえ,と.
そのときは笠ヶ岳までの行程の長さ考えてではあったが.

……19時前のNHK総合の気象情報聞いて考えると……28日は雨.
27日もガスかな~.夜中に幾度か観天望気して……あ~駄目っぽい……眠る.

翌日
http://felis.diarynote.jp/200908290513088643/

高瀬ダム~鷲羽岳(一日目)
http://felis.diarynote.jp/200908290212317879/
鷲羽岳~三俣~黒部源流~(ちょっと)~黒部源流~三俣~黒部五郎小舎(二日目)
http://felis.diarynote.jp/200908290250155274/
黒部五郎小舎~稜線道~黒部五郎岳~カール道~黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~双六小屋(三日目)
http://felis.diarynote.jp/200908290402245665/
双六小屋~小池新道~新穂高温泉(四日目最終日)
http://felis.diarynote.jp/200908290513088643/

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