唐辺葉介『犬憑きさん 下巻』スクウェア・エニックス・ノベルズ
何だか,みょうにずっしりとした読後感.
蠱毒として巫蠱の紹介から始まってすぐ冒頭に
表題の元となる,うぎゃぁなことが書かれてた
上巻に引き続いて下巻でも前1/3ほどの136頁で
早々に壮絶なものを描いていて……重たい.
上巻でもそうだが,酷い場面の描写は抑え目で
怖がらせるよりも,そういう運命のもとで
どう生きるかを描くことに力が注がれている感じ.
P.66 独生独死独去独来だ。あの干柿も普段からそう言ってるじゃないか。
P.136 「人蠱か?」
「ご名答です。さすがですね」
P.164 焼き上がった餅を手塩皿の醤油に浸し、海苔を巻くと皿に置いた。
何だか,みょうにずっしりとした読後感.
蠱毒として巫蠱の紹介から始まってすぐ冒頭に
表題の元となる,うぎゃぁなことが書かれてた
上巻に引き続いて下巻でも前1/3ほどの136頁で
早々に壮絶なものを描いていて……重たい.
上巻でもそうだが,酷い場面の描写は抑え目で
怖がらせるよりも,そういう運命のもとで
どう生きるかを描くことに力が注がれている感じ.
P.66 独生独死独去独来だ。あの干柿も普段からそう言ってるじゃないか。
P.136 「人蠱か?」
「ご名答です。さすがですね」
P.164 焼き上がった餅を手塩皿の醤油に浸し、海苔を巻くと皿に置いた。
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