9月11日の日記

2009年9月11日 読書
入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡』電撃文庫

ぐはぁ~.
543頁と分厚いので大いに期待して読み始めて
読み終えたときに浮かぶ……先ずは一言,これ.
読む人は,あとがきを先に読まない方がいいかと.
とくに,最後の一行!(本文結末の愕然を失くすから.)
ま,読む気あるなら余計なもん見ないで読むのが吉.

大江湯女や枝瀬あいのお喋りが無い.
匹敵するような喋りをする奴もいない.
桜山エコのところ以外は,それなりに楽しんで
読み進められたけどね……楽しみが希薄だなと思ってたら
うん,本文最後の手前の頁で……ふっとんだ.あ~ぁ.

なかなかの混信大会だけど……拾いたくなったのは
山名美里が語りだして2頁目で言及している御仁.
すぐに,『みーまー i』の 春『うそが階段を上るとき』 と.
いや~,ヤマナさんの方が魅力的だな,とか…….
http://felis.diarynote.jp/200906102359092610/

あ~~~ この巻は酔っ払えなかった.
◇各巻を読んだ直後の酔っ払った戯言
1巻:http://felis.diarynote.jp/200706171208470000/
2巻:http://felis.diarynote.jp/200709121434400000/
3巻:http://felis.diarynote.jp/200712141646030000/
4巻:http://felis.diarynote.jp/200804102130350000/
5巻:http://felis.diarynote.jp/200805091458460000/
6巻:http://felis.diarynote.jp/200809091222570000/
7巻:http://felis.diarynote.jp/200904091305424662/
◇6巻で終わったと思ってる人が多くて吃驚したときの
http://felis.diarynote.jp/200809111854066858/


◇『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』シリーズ随想
 %4巻のレイニー切りに悪酔いしてならべた普陀落
http://14742.diarynote.jp/200804110051000000/
◇『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』シリーズ随想2
http://14742.diarynote.jp/200805100940040000/


◇メモ
P.23 参ったなぁ、僕は自分の性格を表して『真まこと』とか名乗って
   みたかったのに。という、嘘を思いついた。

P.26 「平仮名二文字で」
P.60 今この庭には二話の、嘘をかたるみーくんとまーちゃんがいます。
P.76  この場合、トウキは『桃姫』だったり『陶器』だったりする。彼女の本名は
   桃子というのだが、僕は半ば揶揄するように姫として扱い、故に桃姫と称する。
   十三歳で、本来なら中学校に通う年齢なのだが一身上の都合で義務教育を
   拒否している。僕が保護者代わりを務めているわけだが、しかし
   親の立場ではない。彼女を娘というよりは恋人として扱いたいからだ。

P.90 立入禁止の屋上でフェンスを何日もかけて破壊して、わざわざ。
P.184 『違書』
P.218 他人の本質を見抜きすぎる少女に隠し事をしないっていうのは、
   倒錯した快感が生まれる。

P.253 閉鎖的な田舎の村で育った子供に接触を試みて
   沈黙を返されているようで、気味が悪い。

P.257 基本、生物は生きることに未練たらたらなのだ、と息子は微笑んでいた。
P.259  別に命が大切だと言い切る気はない。
    しかし、人に『死にたければ死ね』と言えるような人間ではありたくない。
    死は個人の自由であってはならない、と俺は捉えているからだ。

P.261 個性がまったくなくて、あだ名が『ホライゾン』とかになりそうだが。
P.301 押しつけられたゴミ袋の中に、衣服の袖が覗いている。
P.305 台車を動かし始めたら、違和感を覚えて中を覗かれるんじゃないか。
P.332 バッティングセンターで、百二十キロの速球に立ちはだかって、
    避けるのを何処まで我慢するかという遊び

P.344 俺たちの重量に疑問を抱かずに押されてきた台車も、流石に停車する。
P.390  娘さんの方のトライアングルみたいな声を生前の姉さんが高音質で
    耳にしたら、十秒で発狂するだろう。いや死後でも、お墓の前に娘さんを
    連れて行ったら黄泉返りを果たすかもしれない。発声するのが自分で
    嫌になったりしないのかな、この声。手帳に文字でも書いて言葉の代用に
    したりすれば面白いのに。いないか、そんな奇異な人。

P.408 おばさんが実に血色悪く横たわっていた。
P.444 なんだ違書って。
P.447 直情傾向   …直情径行?
P.484 「僕は、」
    「ん?」
    「貴女に似た人を、知っている気がする」

P.487 そして、出てきた少女と少年は小指の糸をむーすーんーで(うげっ)となって
    料理屋の方へ並んで歩いていってしまった。

P.527  エレベータの中で乗り合わせた、妙な髪の色の親子連れが
    「今日は何食べたーい?」「えっとね、えーっとね……お母さんの好きなので
    いーよ」「おかーさんはエリちゃんが食べたーい」「きゃー」ぶっ飛ばすぞな
    会話を繰り広げているのも居心地最悪だった。


   (追記)
   『嘘つきみー君と壊れたまーちゃん 8巻 親子連れ』で検索してる方が……
   藤和女々とエリオの親子(『電波女と青春男』の)

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索