PETZL TIKKA XP2
2009年10月4日 山日記
山歩きに最良のヘッドランプ.走る人ならMYOシリーズか.
XPも素晴らしかったが,XP2になって更に良くなった.
山で夜道なんか歩かないよ~道探し要らない明瞭な道は別として~
そんなヒトならTIKKINAで充分.……初代のTIKKAより明るい.
性能について調べてみたら随分向上していて驚いた.
XPの時間制限つきブースト時の1.5倍の明るさが連続で出る.
電池の持続時間も,おおむね長くなっている.
t= 0 0h30 10h 30h
TIKKA XP maximum 35m 30m 20m 7m / 60h Boost 50m 40 lm
E86 95g optimum 27m 25m 19m 9m / 80h
economic 18m 17m 15m 13m / 120h
TIKKA XP2 maximum 60m 38m 18m 6m / 80h 60 lm
E99 88g economic 17m 16m 15m 14m / 160h
Compatible with lithium batteries リチウム単四電池使用可となった!
http://www.petzl.com/en/outdoor/headlamps/all-headlamps
◇追記◇
COREというリチウム充電池が出て,放電特性を制御できたり面白そうなのだけど
照度が下がるし,電池寿命がとても短くなるし……こりゃ買えないなぁ,であった.
http://www.petzl.com/files/all/en/Products/comparaison/headlamps-performance-table.pdf
(2011年12月11日記す)
明るさの調節が3段階+点滅から2段階+点滅になったが
中間段階は使うことがなかったのでまったく問題ない.
そして,赤色LED点灯モードがついたので星観にもこれで済む.
あと,XPのときも非常に重宝した散光フィルタの操作性が上った.
このフィルタ,夜の山道を何時間も歩くとき,道探しなどでは外して遠方を
近くを見るときは付けて広範囲を,と本当に役立つスグレモノなのだが
何故か,ZIPKA XPにはついていない.
また,TIKKA PLUSにも付いていない.散光フィルタがあるなら
光源の明るさでは凌いでいるので,旧モデルXP以上だった筈.
構造的に大きく変わって,電池ボックスのOリングが無くなったが
どちらも water resistant IP X4 とあり XP2を良く見たら
内側の基板などとの間にパッキンが挟まれているので
電池部分の浸水可能性はあるが雨中での電池交換には
この方が安心できる構造になったと思われる.(概算して確認.→追記)
電池の漏液に強くなったかはトルクスの細いので開けてみないと不明.
ちなみにIP X4とは『あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)』
雨の中歩いても問題ないけどホースで水掛けたりしたら駄目という程度.
ベルトの調整具に笛が内蔵されていて吃驚……使う事態に陥りたくないが.
◇初期不良
偶々だろうが最初求めて帰ったものの電池金具が取り付け不良.
(写真の上の方.本体リブに引っかかった状態でネジを締め組まれていた.)
XPはトルクス#6だったが,XP2はもっと細いものだったので自分で直さず
求めた店に持っていって交換してもらった.
◇漏液電池
PETZL TIKKA XP が出て間もなく入手して山歩きに最良と日記に記した.
http://felis.diarynote.jp/200506190003510000/
かなり頻繁に長時間の夜道歩きをするので重宝した.性能について
日記に書いたときの評価のままであり,まだまだ使える状態・性能だった.
ところが,起電力が充分残存している使用期限内のアルカリ乾電池の
漏液事故にあってしまって……どこまで液が付着したか不明で信頼性が
気になるので買換えを余儀なくされてしまって山道具屋に行ったら
XPはなくなって,XP2に変わっていたのでこれになった.
◆追記 電池部分の浸水に関しての試算(2010年7月12日)
まず,オームの法則 I*R=E を思い出すこと.
一応,一番電圧を取れる部分として直列繋ぎの正負端で E=4.5V
この電極の間の距離 L が17mmなので,その間を
断面積 A 2mm * 5mm = 10 の液体が電導路を形成したとする.
R = ρ* L/A
これに,ρの値,海水: 0.2 純水: 2.5 * 1/100000 を入れてみると
海水で 340Ω, 純水で 425MΩ これをオームの法則の式に代入して
海水で13mA,純水で10.6nA ( 10.6/1000000000 A)
ということで,通常の行動時間範囲なら気にすることはない.
基盤部分に浸水すると少ない水でも影響が考えられるので
電池蓋を開けると基盤まで素通りだったXpよりも
雨中での電池交換が安心だというのは
この追記内容を直観的に判断して書いたもの.
上記の電導路は液体が中を満たしているに近いので
水没したらさっさと振って水を切る,なるべく早く乾かすくらいで充分かと.
ちなみに13mAは,小さい懐中電灯の1/10程度といったところか.
XPも素晴らしかったが,XP2になって更に良くなった.
山で夜道なんか歩かないよ~道探し要らない明瞭な道は別として~
そんなヒトならTIKKINAで充分.……初代のTIKKAより明るい.
性能について調べてみたら随分向上していて驚いた.
XPの時間制限つきブースト時の1.5倍の明るさが連続で出る.
電池の持続時間も,おおむね長くなっている.
t= 0 0h30 10h 30h
TIKKA XP maximum 35m 30m 20m 7m / 60h Boost 50m 40 lm
E86 95g optimum 27m 25m 19m 9m / 80h
economic 18m 17m 15m 13m / 120h
TIKKA XP2 maximum 60m 38m 18m 6m / 80h 60 lm
E99 88g economic 17m 16m 15m 14m / 160h
Compatible with lithium batteries リチウム単四電池使用可となった!
http://www.petzl.com/en/outdoor/headlamps/all-headlamps
◇追記◇
COREというリチウム充電池が出て,放電特性を制御できたり面白そうなのだけど
照度が下がるし,電池寿命がとても短くなるし……こりゃ買えないなぁ,であった.
http://www.petzl.com/files/all/en/Products/comparaison/headlamps-performance-table.pdf
(2011年12月11日記す)
明るさの調節が3段階+点滅から2段階+点滅になったが
中間段階は使うことがなかったのでまったく問題ない.
そして,赤色LED点灯モードがついたので星観にもこれで済む.
あと,XPのときも非常に重宝した散光フィルタの操作性が上った.
このフィルタ,夜の山道を何時間も歩くとき,道探しなどでは外して遠方を
近くを見るときは付けて広範囲を,と本当に役立つスグレモノなのだが
何故か,ZIPKA XPにはついていない.
また,TIKKA PLUSにも付いていない.散光フィルタがあるなら
光源の明るさでは凌いでいるので,旧モデルXP以上だった筈.
構造的に大きく変わって,電池ボックスのOリングが無くなったが
どちらも water resistant IP X4 とあり XP2を良く見たら
内側の基板などとの間にパッキンが挟まれているので
電池部分の浸水可能性はあるが雨中での電池交換には
この方が安心できる構造になったと思われる.(概算して確認.→追記)
電池の漏液に強くなったかはトルクスの細いので開けてみないと不明.
ちなみにIP X4とは『あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)』
雨の中歩いても問題ないけどホースで水掛けたりしたら駄目という程度.
ベルトの調整具に笛が内蔵されていて吃驚……使う事態に陥りたくないが.
◇初期不良
偶々だろうが最初求めて帰ったものの電池金具が取り付け不良.
(写真の上の方.本体リブに引っかかった状態でネジを締め組まれていた.)
XPはトルクス#6だったが,XP2はもっと細いものだったので自分で直さず
求めた店に持っていって交換してもらった.
◇漏液電池
PETZL TIKKA XP が出て間もなく入手して山歩きに最良と日記に記した.
http://felis.diarynote.jp/200506190003510000/
かなり頻繁に長時間の夜道歩きをするので重宝した.性能について
日記に書いたときの評価のままであり,まだまだ使える状態・性能だった.
ところが,起電力が充分残存している使用期限内のアルカリ乾電池の
漏液事故にあってしまって……どこまで液が付着したか不明で信頼性が
気になるので買換えを余儀なくされてしまって山道具屋に行ったら
XPはなくなって,XP2に変わっていたのでこれになった.
◆追記 電池部分の浸水に関しての試算(2010年7月12日)
まず,オームの法則 I*R=E を思い出すこと.
一応,一番電圧を取れる部分として直列繋ぎの正負端で E=4.5V
この電極の間の距離 L が17mmなので,その間を
断面積 A 2mm * 5mm = 10 の液体が電導路を形成したとする.
R = ρ* L/A
これに,ρの値,海水: 0.2 純水: 2.5 * 1/100000 を入れてみると
海水で 340Ω, 純水で 425MΩ これをオームの法則の式に代入して
海水で13mA,純水で10.6nA ( 10.6/1000000000 A)
ということで,通常の行動時間範囲なら気にすることはない.
基盤部分に浸水すると少ない水でも影響が考えられるので
電池蓋を開けると基盤まで素通りだったXpよりも
雨中での電池交換が安心だというのは
この追記内容を直観的に判断して書いたもの.
上記の電導路は液体が中を満たしているに近いので
水没したらさっさと振って水を切る,なるべく早く乾かすくらいで充分かと.
ちなみに13mAは,小さい懐中電灯の1/10程度といったところか.
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