鏡貴也『いつか天魔の黒ウサギ5 夏休みカタストロフィ 』富士見ファンタジア文庫
大きく動き出したけど,どこに突っ走っていくんだろ.
場面場面を楽しむばかりで展開の予想はしにくくて
ローラーコースターの類に乗せられてるようなので
イマイチ快適じゃないけど,面白そうな展開を
なんとなく感じるので,まあいいやと読んでいる.
無茶苦茶さは林トモアキに似てるけれども
どうも,こちらは……気持を置き去りにされることが
ままある気がして,何となく文句言いつつ読んでる.
◇メモ
P.115 混血にハーフブリードのルビがあるが,half blood だよ,bleed は意味が違う.
P.192 が、日向は首を振る。
「僕が守られてるんだよ。兄さんがああ言ってくれなけりゃ、僕はもうとっくに
死んでた。というか、あの預言が本当なら、生きてる意味なんてないだろう?」
P.244 「……蠱毒か」
P.245 なぜなら蠱毒は呪いの仕組みが作られたのが古く、いまいちちゃんと構成されて
いないせいで、その呪いが確実に自分に返ってきてしまうのだ。
まずその呪いを使った場所は穢れ、その毒気にやられて術者も死ぬ。
だがそれだけでは終わらない。その蠱毒の呪いのあまりの強さに、
家族や友人まで、次々と死んでしまう。
そして当然そんな危険な呪術は使用を禁止され、誰も使わなくなった。
それにこんあリスクの高い呪術を使わなくても、他に強力な呪いは
いくらでもあるのだ。
たとえば不完全な蠱毒を基礎に、もう少し便利にした呪いにも、犬神や四瓶井、
猫鬼と、有名どころがいくつもある。なら、それを使えばいいし、わざわざ古い、
リスクも高い、おまけに効果が不確実な呪いを使う意味がない。
…『犬憑きさん』 といい,最近流行ってるのかな?この手の話.
%『四瓶井』というのを知らなかったので調べているが未だ不明.
平家物語證注にある 『五瓶の智水』 と何か関連があるのだろうか?
◇平家物語證注上 著者: 御橋悳言 585頁
http://books.google.co.jp/books?id=ZRju9_6LlKoC&pg=RA2-PT514&lpg=RA2-PT514&dq=%E5%9B%9B%E7%93%B6%E4%BA%95&source=bl&ots=KsHeaXOdzq&sig=Dc7ctvqmi5kH6_UyZMPWYMBv9RI&hl=ja&ei=hEb9SpmDDpWCkAXdmp2BDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=5&ved=0CBAQ6AEwBA
(この項,2009年11月13日追記)
P.310 なにせ本当に、人間の人生は短いのだ。
そしてその中でも自分は。
「…………」
彼女は、十八まで生きられないとか、ちょっと冗談にもほどがあるでしょーと
怒鳴りたくなるようなことを医者に言われてしまっているのだ。
…こういうのを,この位置に置くのがローラーコースターに乗せられ感の元.
P.310 もちろん彼女は自分の人生をあきらめて、刹那的に生きているわけでもない。
医者がさじを投げた生まれつきの脳の腫瘍を、ここなら治せるんじゃないかと
そう思って、生徒会に入ったのだ。
大きく動き出したけど,どこに突っ走っていくんだろ.
場面場面を楽しむばかりで展開の予想はしにくくて
ローラーコースターの類に乗せられてるようなので
イマイチ快適じゃないけど,面白そうな展開を
なんとなく感じるので,まあいいやと読んでいる.
無茶苦茶さは林トモアキに似てるけれども
どうも,こちらは……気持を置き去りにされることが
ままある気がして,何となく文句言いつつ読んでる.
◇メモ
P.115 混血にハーフブリードのルビがあるが,half blood だよ,bleed は意味が違う.
P.192 が、日向は首を振る。
「僕が守られてるんだよ。兄さんがああ言ってくれなけりゃ、僕はもうとっくに
死んでた。というか、あの預言が本当なら、生きてる意味なんてないだろう?」
P.244 「……蠱毒か」
P.245 なぜなら蠱毒は呪いの仕組みが作られたのが古く、いまいちちゃんと構成されて
いないせいで、その呪いが確実に自分に返ってきてしまうのだ。
まずその呪いを使った場所は穢れ、その毒気にやられて術者も死ぬ。
だがそれだけでは終わらない。その蠱毒の呪いのあまりの強さに、
家族や友人まで、次々と死んでしまう。
そして当然そんな危険な呪術は使用を禁止され、誰も使わなくなった。
それにこんあリスクの高い呪術を使わなくても、他に強力な呪いは
いくらでもあるのだ。
たとえば不完全な蠱毒を基礎に、もう少し便利にした呪いにも、犬神や四瓶井、
猫鬼と、有名どころがいくつもある。なら、それを使えばいいし、わざわざ古い、
リスクも高い、おまけに効果が不確実な呪いを使う意味がない。
…『犬憑きさん』 といい,最近流行ってるのかな?この手の話.
%『四瓶井』というのを知らなかったので調べているが未だ不明.
平家物語證注にある 『五瓶の智水』 と何か関連があるのだろうか?
◇平家物語證注上 著者: 御橋悳言 585頁
http://books.google.co.jp/books?id=ZRju9_6LlKoC&pg=RA2-PT514&lpg=RA2-PT514&dq=%E5%9B%9B%E7%93%B6%E4%BA%95&source=bl&ots=KsHeaXOdzq&sig=Dc7ctvqmi5kH6_UyZMPWYMBv9RI&hl=ja&ei=hEb9SpmDDpWCkAXdmp2BDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=5&ved=0CBAQ6AEwBA
(この項,2009年11月13日追記)
P.310 なにせ本当に、人間の人生は短いのだ。
そしてその中でも自分は。
「…………」
彼女は、十八まで生きられないとか、ちょっと冗談にもほどがあるでしょーと
怒鳴りたくなるようなことを医者に言われてしまっているのだ。
…こういうのを,この位置に置くのがローラーコースターに乗せられ感の元.
P.310 もちろん彼女は自分の人生をあきらめて、刹那的に生きているわけでもない。
医者がさじを投げた生まれつきの脳の腫瘍を、ここなら治せるんじゃないかと
そう思って、生徒会に入ったのだ。
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