土屋つかさ『放課後の魔術師 (3)マスカレード・ラヴァーズ』角川スニーカー文庫
どんでん返しの連発に振り回されるけれども
それをそれとして楽しめる楽しい読み物.
説明で多発する『女の子』を行動とか心情描写で
何とかしてくれると魅力は更に高まるだろうな.
◇メモ
P.8 ミシシッピークィーン そのうち遊んでみたいな.
ドイツ年間ゲーム大賞取得してるゲームは面白いものが多いから.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%A4%A7%E8%B3%9E
『本日は晴天なり』場面で,USでは "hello mississippi line"というと
昔読んだのを思い出して検索してみたけれども……上の方には見当たらない.
P.112 「OK。じゃあ今から僕の言うリズムを覚えて。正式なダンスの
覚え方じゃないけど、これでとりあず踊れるから。
1、0、3、4、5、0、7、8。全部で8ステップだ。分かるね?」
「はい」
「1で右足を動かして、0以外の数字の所で交互に足を進める。
8ステップで、六回足を動かすわけ。リードと言って、常に男性が先に
足を動かすから、それに女性は足を揃える。初めは足元を見ながらやろう。
いいかい、1、0……」
先生が動かす足に合わせて、私も足を動かした。1で右足を一歩後ろに、
3で左足を横にずらして、4で右足を引いて揃える。5で今度は左足を前に出し、
最後の7、8で元の位置に戻って来た。
「あとはこれを繰り返すだけ。簡単でしょ?」
P.125 僕は既に気力を奪われつつあって、ベッドに脱力気味に座り、
両手をシーツについた。
「……?」
右手が何かをつかんだ。さわり心地は布っぽいけど微妙に硬い。なんだこれ?
僕は右手の先を見る。
真っ白なブラジャーが枕の横に畳んであって、僕はそこに手を突っ込んでいた。
パッ!
慌てて右手を引く。振り向くと、播機さんが立ち上がっていて、慌てる僕を
見ながらニコニコしていた。
「なんで笑ってるの!? っていうか、なんで下着を見えるところに出しとくんだよ!」
顔が赤くなるのを感じる。播機さんは指をチチチチと振って説明した。
「別にわざとじゃないですよ。これは朝起きた時に着けるから、枕元に
おいてるんです」
P.126 「……朝?」
「そうですよ?お風呂上がったらブラなんか着けません。締め付けられて
苦しいでしょ?」
そう言って前屈みになり、上目遣いで僕を見る。大きめのパジャマの
襟の隙間から、赤みの差した肌が少し見えていて――
どんでん返しの連発に振り回されるけれども
それをそれとして楽しめる楽しい読み物.
説明で多発する『女の子』を行動とか心情描写で
何とかしてくれると魅力は更に高まるだろうな.
◇メモ
P.8 ミシシッピークィーン そのうち遊んでみたいな.
ドイツ年間ゲーム大賞取得してるゲームは面白いものが多いから.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%A4%A7%E8%B3%9E
『本日は晴天なり』場面で,USでは "hello mississippi line"というと
昔読んだのを思い出して検索してみたけれども……上の方には見当たらない.
P.112 「OK。じゃあ今から僕の言うリズムを覚えて。正式なダンスの
覚え方じゃないけど、これでとりあず踊れるから。
1、0、3、4、5、0、7、8。全部で8ステップだ。分かるね?」
「はい」
「1で右足を動かして、0以外の数字の所で交互に足を進める。
8ステップで、六回足を動かすわけ。リードと言って、常に男性が先に
足を動かすから、それに女性は足を揃える。初めは足元を見ながらやろう。
いいかい、1、0……」
先生が動かす足に合わせて、私も足を動かした。1で右足を一歩後ろに、
3で左足を横にずらして、4で右足を引いて揃える。5で今度は左足を前に出し、
最後の7、8で元の位置に戻って来た。
「あとはこれを繰り返すだけ。簡単でしょ?」
P.125 僕は既に気力を奪われつつあって、ベッドに脱力気味に座り、
両手をシーツについた。
「……?」
右手が何かをつかんだ。さわり心地は布っぽいけど微妙に硬い。なんだこれ?
僕は右手の先を見る。
真っ白なブラジャーが枕の横に畳んであって、僕はそこに手を突っ込んでいた。
パッ!
慌てて右手を引く。振り向くと、播機さんが立ち上がっていて、慌てる僕を
見ながらニコニコしていた。
「なんで笑ってるの!? っていうか、なんで下着を見えるところに出しとくんだよ!」
顔が赤くなるのを感じる。播機さんは指をチチチチと振って説明した。
「別にわざとじゃないですよ。これは朝起きた時に着けるから、枕元に
おいてるんです」
P.126 「……朝?」
「そうですよ?お風呂上がったらブラなんか着けません。締め付けられて
苦しいでしょ?」
そう言って前屈みになり、上目遣いで僕を見る。大きめのパジャマの
襟の隙間から、赤みの差した肌が少し見えていて――
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