|  メイン  |
 

1月3日の日記

2010年1月3日 読書
今野緒雪『マリア様がみてる―私の巣(マイネスト)』コバルト文庫

住み慣れた家に帰ったようにほっと寛ぐ感じ.
115頁読んでいて,すっと頭に浮かんだ使い方が
次の頁で出てくる,悪くするとマンネリの謗りを
受けかねないけれども,やさしく柔らかい世界を
構成するのに良く働いている気がする.
たまには,こういう物語世界で休むのも好い.
リトルホラーズのあとがき考えても,このシリーズで
大きな物語は,もう書かれないのだろうなぁ.しみじみ.
なんて言ってないで,そろそろ,一度再読の頃合か?

◇メモ
P.61 ぬか漬けの甕が、台所から消えていたのだ。
P.64  この世には、ぬか漬けの匂いが嫌いな人もいる。もしかして気分が悪くなって、
   風下とかに移動させたのかもしれない。甕と蓋の間に布巾を噛ませた上に、
   今日は引越しとあってビニールを掛けて首を紐でグルグル縛って、風呂敷で
   包んであったはずだから匂いは外に漏れにくいとは思うけれど、嫌いな人は
   敏感に嗅ぎ取ってしまうものかもしれない。
P.74 「お骨だと思ったんですよね」
   …骨壷と見紛うということは円筒形の壷かも.この手前までは
    違う形の壷↓を頭に浮かべていたけど,不定になった.    
    http://felis.diarynote.jp/201001032126247931/
P.77 「床下収納だよ」   …「えんのした」と呼んでいたけど一般的ではないかな.

コメント

|  メイン  |

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索