7月25日の日記

2010年7月25日 読書
瀬尾つかさ『白夢2 白雲学園の姫巫女』富士見ファンタジア文庫

いろいろな切なさがふわふわと残る読後感.
著者独特のしっとり感溢れる素敵な異界物語.
発売直後に求めたのだけれど,じっくり読みたくて
気分に多少のゆとりが出るのを待ったら今頃に.

◇メモ
P.245 だけどその後で、かすみはこう続けた。
    「不器用ということは、複雑に考えすぎているということです。思考でも実践でも、
    紙の計算でも、プログラムでも同じです。肝心なのは、余計なことをしないこと。
    一度にひとつずつ、取り組むことです」
     つまりは、基礎の徹底という、基本中の基本。
     そこまでは、月丸の教えと同じだった。
     違うのは、その先の言葉。
    「その上で、いいます。榮一は、いくつも技を覚える必要はありません。月丸の
    教え方は理にかなっていますが、それは限られた操霧量を限界まで効率化する
    作業です。榮一の操霧量であれば、多少の無駄があっても構わないのですよ。
    榮一、あなたは、巧緻より拙速を尊びなさい」

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