8月25日の日記

2010年8月25日 読書
うえお久光『ヴィークルエンド』電撃文庫

昨年の『紫色のクオリア』が面白かったので試したが
こちらは,文学というか哲学というかをちょっと,か?
響いている基底音がどうも倦怠と憂鬱を帯びていて
嫌になるではなかったけれども,あまり好みではない.












最初,イメージし難くて,途中から大まかにイメージしたけれど
あとがきにモデルにしたとある,Parkourは思い出さなかった.
地の文で言及されていなかったのは正解かもしれない.
書かれていたらイメージが若干矮小化してた気もする.
映像撮影のレース,ひどく砕け潰れる描写がくるだろうと身構えてた.

◇メモ
P.307 本能がじつは存在しないように、生命にだって、たぶん生きる意義なんてないんだ。
    ただ、在るから生きている、それだけで、人間から『おれたち』が
    生まれたことにも、意義なんてない、きっと――

     …生きること自体には意味とか意義はない.
       ……ないと生きられない脆弱さは,どこでいつ刷り込まれた?

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