角野栄子『魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女』福音館創作童話シリーズ
少し,危なっかしい運びもあるけれども
一冊の物語としての流れがしっかりしてきた.
キキ16歳のお話だけども,著者のもう少し歳経ての
色々な経験を反映して描いたんじゃないか?
そんな気分が漂ったりして面白かった.
別の言い方すると,少女小説を混ぜた童話という感じ.
◇メモ
P.13 ジジはそこにねそべって、桃色の舌をつきだすと、空気のなかから
なにかをすいとるように口をぺちょぺちょと動かしています。
…少し前に,ネット動画で話題になってたっけなぁ……
猫と親しく暮らしたことあれば知っている仕草なのだけど.
P.248 「……だって、決まりだから、決まってるのよ」
「自分で決めてるだけでしょ。そうやって、自分を見せびらかすために、
心によろいを着せてるのよ」
「よろい……?」
キキはまゆをひそめました。
「そう、きつーいブラジャー……」 ケケは投げつけるようにいうと、自分の
言ったことがおかしくって笑いだしました。「どうしてあたしがやっちゃあ
いけないのよ。どうして?みんな、よろこんでるじゃないの。キキの仲良しの
とんぼさんだって、とびあがってよろこんでいたわよ。飛んだ、飛んだ、
もどってきたって。ほら、きょうもこれくれたのよ。見せてあげる」
…この辺りだけ,改行をしないで地の文に埋め込んでいるのは何故かな.
大事なことだから三回~,じゃないけど,大事なことだから風味変えました?
少し,危なっかしい運びもあるけれども
一冊の物語としての流れがしっかりしてきた.
キキ16歳のお話だけども,著者のもう少し歳経ての
色々な経験を反映して描いたんじゃないか?
そんな気分が漂ったりして面白かった.
別の言い方すると,少女小説を混ぜた童話という感じ.
◇メモ
P.13 ジジはそこにねそべって、桃色の舌をつきだすと、空気のなかから
なにかをすいとるように口をぺちょぺちょと動かしています。
…少し前に,ネット動画で話題になってたっけなぁ……
猫と親しく暮らしたことあれば知っている仕草なのだけど.
P.248 「……だって、決まりだから、決まってるのよ」
「自分で決めてるだけでしょ。そうやって、自分を見せびらかすために、
心によろいを着せてるのよ」
「よろい……?」
キキはまゆをひそめました。
「そう、きつーいブラジャー……」 ケケは投げつけるようにいうと、自分の
言ったことがおかしくって笑いだしました。「どうしてあたしがやっちゃあ
いけないのよ。どうして?みんな、よろこんでるじゃないの。キキの仲良しの
とんぼさんだって、とびあがってよろこんでいたわよ。飛んだ、飛んだ、
もどってきたって。ほら、きょうもこれくれたのよ。見せてあげる」
…この辺りだけ,改行をしないで地の文に埋め込んでいるのは何故かな.
大事なことだから三回~,じゃないけど,大事なことだから風味変えました?
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