小辺路(伯母子峠~十津川温泉)
小辺路(伯母子峠~十津川温泉)
小辺路(伯母子峠~十津川温泉)
空身で山頂を往復.歩き出してすぐ頭上から覚えのある声.
夜中に明かり取り窓で騒いでたのは鳥か~.鵺かな.

日の出は雲に隠れたけれど,展望は開けていたので楽しんで下りる.

さて,小屋に戻って出発.歩き出したら水場.5分もかからない.
カップで受けて飲むには充分.しかし,水筒に詰めたいなら
そこから5分足らず先の水場の方が良い.
気分は低山ハイキングという感じで気持ちよく歩いてほどなく
なんか雰囲気が凄い.(写真上・中)と思ったら『旅籠 上西家跡』.
路も好い感じのところが沢山あるけれども写真にはうまく現せない.
そして,好いには好いけど,百年足らずのものと識別しにくかったり.
とにかく,ところどころに昔からの人の気配を感じつつ楽しく歩ける路.
さて,上西家跡のところで十数匹のさるが何やら拾い食いしていて
写真を撮ろうとしたけれども,さっさと散って逃げてしまった.
北アルプスで出会うサルより人擦れしてるということか?
いくつかの「跡」を,ふーん位に感じながら眺めて歩き
下りて伯母子岳登山口.小辺路の先を示す矢印の方に足を進める.

三田谷橋を渡ってから,集落の中,舗装路を進む.
住宅の横に箱があり,電話の絵と公衆電話の文字.
しかし中はピンク電話.たぶん,「電話貸してください」が多いのに
電話会社は公衆電話を設置しないので仕方がないと設置した
といったとこではなかろうか.世界遺産騒ぎより遥か前の電話機.
さて,小辺路の案内がない.集落が一段落して,トンネルが見えて
間違ってると嫌だと引き返して,お婆さんに道を尋ねる.
三浦岳か?と問われて考え,そうだというとトンネルを抜けた先で
大きな家のところから入っていくと説明してくれた.
先の,引き返したトンネル抜けたすぐ先に案内があった.

橋を渡ってから,低山ハイキング風の道を歩いているとエンジン音.
じきに郵便配達のMDカブが下りてきた.凄いとこまで行くなと進むと
さらに上で再びカブの音.道を譲って眺めていたらヘアピンカーブを
足で後退させて切り返して曲がっていた……凄い.

吉村家跡防風林というところに出る.どういう風に建っていたか想像しにくい.
ま,平地がこの広さあるから,いろいろ考えられる,ということ.
これまでの『跡』も同じだが,跡としてはよくわからなくても美しい苔が見られる.
樋で引いてある水場を過ぎて間もなく工事中だから迂回しろという表示.
迂回路に入ったら,急に歩きにくくなる.やはり,旧い道は良く考えられている.
車道にぶつかったと思ったら三浦峠.三浦峠で昼飯と思ってたの忘れて
そそくさと先へ進んでしまった.車道が鬱陶しいなと思ううちに西中.
国道に下りたところで通りかかった軽トラのオジサンが話しかけてきて
少々雑談する.子供の頃,母親に連れられて三浦岳登ったら足がガクガクに
なってしまったとか.道はどうだったか?道を見に二人出なくてはならない.
手当ては出るけれど.会いましたよひとり.昴に泊まるの?その先で野宿.
ま,そんな感じで……地元の人でもあまり登らないんだなぁ.

さて,8kmか~.かなりめげながらもたどり着いて,喰って,ゴロ寝野宿.

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