森田季節『原点回帰ウォーカーズ』MF文庫J
七合目くらいまで濃霧の中を登るような
そういう物語だった.上から振り返ると
ああ,あそこはそういうことか,となる.
気合が足りないと,途中で諦めそう.(笑)
◇メモ
P.22 扉をノックする。すぐに、扉の向こうから局長の声が返ってくる。
「《問い》日本三大ダムを答えなさい」
このクイズに答えないとあけてもらえないのだ。
でも、これ、難しいぞ……。
「黒部ダム、奥只見ダム、ええと、御母衣ダム」
「正解です」
P.27 「くれぐれもコンサートでは、ぬかりないように。もし、失敗したら罰として……」
「罰として……?」
「あなたをお菓子にします」
「冗談……ですよね……?」
局長の目ははっきり言ってマジだった。
「はっきり言ってマジです」
P.68 『ていうか、誤読させるのよね。読書の真髄は誤読にこそあるの。小説が作者の
物になって、読み方が一つになったら、その小説は死んだようなもんだし。だから
読者を徹底的に迷わせるっていうか。あ、『のぶながっ!』の最新巻が出たから
買ってね! 一人二冊買ってね!』 (零流小説家 天ノ下芝蘭)
P.99 「《問い》日本三大暴れ川は?」
「利根川、筑後川、吉野川です」と答えて、入室。
P.102 物理火燐といいます。 ものろいかりんルビ. ものろい はあるのか?
P.185 「《問い》『三号雑誌』という言葉の意味を答えなさい」
傾向変えてきたな。
「ええと、三号くらいで廃刊になりそうな雑誌のことですか?」
どうやら正解だったらしく、引戸があいた。
P.214 「ダメよ。鵺子はもっと簡単な起こし方があるんだから」
というと…芝蘭さんは鹿子木さんの耳元に口を当て、
「ね・こ・さ・ぁ・ん・い・る・よ」
「どこだどこだ! アビシニアンか? キムリック? シャムか?
野良ちゃんなのか?」
P.260 あとがき
皆さん、素敵な高校生活をエンジョイしておられますか?
あるいはエンジョイしておられましたか?
もしくはエンジョイされる予定ですか?
………残念ながら、エンジョイできませんでしたか?
私、森田の高校生活も例によって灰色、というか黒、闇よりも真っ暗な黒という
感じでございました……。むしろ、透明? クラゲ? いてもいなくても
どうでもいいヤツ? まあ、そんな不吉な話はどうでもいいのです。そうやって、
黒い生活をしていると妄想力が鍛えられいくんです。
絶対こんなヤツいないけど、いたら楽しい、友達になりたい、そんな妄想で
生み出したキャラを並べて、学園コメディに投入してできたのがこのお話です。
まさに、ごった煮、むしろ闇鍋? という感じです。
おかげでキャラがすごく多いです。二章とか一ダースもいます。これって、
けっこうすごい数ではないですか。誰か同意して下さるとうれしい。
たぶん、あなたの好きなキャラもこれだけいれば、どこかにいるはずです。
つか、いてほしいです。そのキャラをたくさん愛していただけると幸いです。
たくさんラブラブしていただけると幸いです。
…あの! 千里 が生まれる背景には,こういう著者の姿勢があったのかな.
七合目くらいまで濃霧の中を登るような
そういう物語だった.上から振り返ると
ああ,あそこはそういうことか,となる.
気合が足りないと,途中で諦めそう.(笑)
◇メモ
P.22 扉をノックする。すぐに、扉の向こうから局長の声が返ってくる。
「《問い》日本三大ダムを答えなさい」
このクイズに答えないとあけてもらえないのだ。
でも、これ、難しいぞ……。
「黒部ダム、奥只見ダム、ええと、御母衣ダム」
「正解です」
P.27 「くれぐれもコンサートでは、ぬかりないように。もし、失敗したら罰として……」
「罰として……?」
「あなたをお菓子にします」
「冗談……ですよね……?」
局長の目ははっきり言ってマジだった。
「はっきり言ってマジです」
P.68 『ていうか、誤読させるのよね。読書の真髄は誤読にこそあるの。小説が作者の
物になって、読み方が一つになったら、その小説は死んだようなもんだし。だから
読者を徹底的に迷わせるっていうか。あ、『のぶながっ!』の最新巻が出たから
買ってね! 一人二冊買ってね!』 (零流小説家 天ノ下芝蘭)
P.99 「《問い》日本三大暴れ川は?」
「利根川、筑後川、吉野川です」と答えて、入室。
P.102 物理火燐といいます。 ものろいかりんルビ. ものろい はあるのか?
P.185 「《問い》『三号雑誌』という言葉の意味を答えなさい」
傾向変えてきたな。
「ええと、三号くらいで廃刊になりそうな雑誌のことですか?」
どうやら正解だったらしく、引戸があいた。
P.214 「ダメよ。鵺子はもっと簡単な起こし方があるんだから」
というと…芝蘭さんは鹿子木さんの耳元に口を当て、
「ね・こ・さ・ぁ・ん・い・る・よ」
「どこだどこだ! アビシニアンか? キムリック? シャムか?
野良ちゃんなのか?」
P.260 あとがき
皆さん、素敵な高校生活をエンジョイしておられますか?
あるいはエンジョイしておられましたか?
もしくはエンジョイされる予定ですか?
………残念ながら、エンジョイできませんでしたか?
私、森田の高校生活も例によって灰色、というか黒、闇よりも真っ暗な黒という
感じでございました……。むしろ、透明? クラゲ? いてもいなくても
どうでもいいヤツ? まあ、そんな不吉な話はどうでもいいのです。そうやって、
黒い生活をしていると妄想力が鍛えられいくんです。
絶対こんなヤツいないけど、いたら楽しい、友達になりたい、そんな妄想で
生み出したキャラを並べて、学園コメディに投入してできたのがこのお話です。
まさに、ごった煮、むしろ闇鍋? という感じです。
おかげでキャラがすごく多いです。二章とか一ダースもいます。これって、
けっこうすごい数ではないですか。誰か同意して下さるとうれしい。
たぶん、あなたの好きなキャラもこれだけいれば、どこかにいるはずです。
つか、いてほしいです。そのキャラをたくさん愛していただけると幸いです。
たくさんラブラブしていただけると幸いです。
…あの! 千里 が生まれる背景には,こういう著者の姿勢があったのかな.
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