1月10日の日記

2011年1月10日 読書
今野緒雪『マリア様がみてる ステップ』 コバルト文庫

あれ?この子達って?
え~と,どの世代だっけ?
一年近く間が空いたこともあって
さらに,構成も新機軸を出してるから
ちょっと,きょとんとしてしまったけれど
マリみての柔らかい空気は健在していて
のんびりと心を遊ばせる時間を過ごすことができた.

女の子同士の仲良しには憧れを感じる部分あるけれども
男の子の誰かと同様に親密になりたいと思わない……どころか
俺とお前は親友だ~など言いあう姿も不思議に感じるくらいなので
この作中でいうと,綿子さんでもずいぶん親密にする方にみえるので
マリみてシリーズの基調低音とはいえ,稀有ないい人ばかりだなぁ.

マリみてシリーズ読んでない人が読んでもほんわりを楽しめそう.

◇ネタバレ注意な追記(上を書いて一眠りした後)
読み始めた直後に引っかかって,一巻を引っ張り出して……twitterで
『忘れてたけど,マリみて第一巻は1998年すなわち昭和63年刊行だったんだねぇ.最新刊の冒頭のいつもの文を読んでいて昭和?昭和!と.』
http://twitter.com/#!/felisx/statuses/23987792618983424
このとき,二巻以降もみていたら,読み始めてすぐネタだとわかったんだな~.
あっはっはっはっは~.ま~,気づけただけ良かったとしよう.

で徳と律の兄妹は……支倉徳で支倉令の父,島津律で島津由乃の母なのかな。
そうすると,由乃は令の父方の従妹というのにあうけど。


あぅ,1998年すなわち昭和63年刊行 って,1988年だっ!
http://twitter.com/#!/felisx/statuses/24852589476581376

◇メモ
P.6 元号が明治から二回改まった昭和の今日でさえ
P.68 ドアを開けたのが娘だったことが意外だったのか、父は「何だ、佳月か」と
   つぶやいてから「お母さんの声そっくりだな」と白いハンカチで汗を拭った。
P.159 『代田……ああ、佳月さんですか』
P.179 フランケンではなくて、タカクラケン。――本名、支倉徳。

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