1月15日の日記

2011年1月15日 読書
森田季節『不堕落なルイシュ2』MF文庫J

ミタマの女装姿がなかなかきゅ~んとさせてて
いや,129頁の姿が可愛すぎる……ごほごほ.
ちょっと無茶設定の普通のライトノベルかと
思いつつ読んでいたら,最後の急展開に吃驚.
此岸と彼岸をふわふわする森田季節の十八番.
でも,那智の感覚は想像範囲ぎりぎりかな.
共感できる部分もあるけれども何かひっかかる.
いや,最後の急展開の前までの那智の方が
共感しにくいのも確かなんだけどね.
なんか,情感の方が,をゐをゐ~と文句言う.

1巻の感想で書いた,タイトルからの不堕落~補陀落の連想は
2巻の256頁に出てきて,やはり意図してたのだろうな.
1巻『不堕落なルイシュ』の感想
http://felis.diarynote.jp/201011172107105244/

◇メモ
P.20 「堕落しています。この人の未来はお先真っ黒です。黒飴でも舐めてなさい」
P.65 一応、一人称も「私」にしておく。僕っ娘は現実的じゃないし、
   現実にいたとしても目立つ。
P.82 「あの、繰り返しますが、僕は兄さんに何の感情も抱いてないのですからね……?」
P.88 「どこが?数え切れないくらいありますよ。だって、兄さんは、僕……私を
    弟として扱わなかったんですから」
    あらためて語ると恨みつらみが噴出してきた。危うく、一人称を僕に戻しかける
    ところだった。女装している間、話す時は「私」で通す。
    …82頁のは? 弟として,は?
P.129 挿絵
P.147 神倉神社 http://www.mikumano.net/meguri/kamikura.html
P.246 「だって、那智は殺されたかったんだろ?」
P.252 「私が本当に死にたいってことは知ってるよね、ミタマ君?
    今までありがとうございました」
     そして、僕は笑顔のその人に引き金を引いた。
    「さようなら、さようなら、那智」


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