明月千里『月見月理解の探偵殺人 4』GA文庫
今巻は研ぎ澄まされた感が強い気がしたけど
遥香とのやり取りが際立っていたからかな.
きっちりと読み切って予測して読む気力は無く
流れを追って読んで,なるほど,と思うという
そういう読み方にしてしまったしなぁ.
◇メモ
P.53 悪いけど、ご期待に添えられるかは分からないわよ。
…ご期待に添えるかは ではないかな.う~ん.
P.328 「でもさ、そのとき分かったんだ」
と遥香は寒そうに伸ばしていた袖をぎゅっと握って、上目遣いに僕を見る。
「あれだけ頭が回るなら、お父さんの事件のときだって、私みたいな単純なのに
恨まれないで、もっとうまくやれたはずだって。今回みたいに、自分で面倒を
背負い込んで、危険な目に遭ったりしなかったって」
「…………」
「たぶん、何が何でも、私や宮越さんを助けようとしてくれたんだよね……。
今回のゲームで、それがやっと分かったよ」
どこか晴れやかな表情で、遥香は夜空を見上げていた。
「遥香。僕が無茶んことを言ってるのは分かるよ。でも――」
「うん、もう追わないよ。あの事件は」
僕が言うべきことを先読みして、遥香は答える。
「真相は分からないけど、たぶん理由があるんだよね。だからそれを――
何も答えてくれない兄貴のことを、信じるよ」
「…………」
今巻は研ぎ澄まされた感が強い気がしたけど
遥香とのやり取りが際立っていたからかな.
きっちりと読み切って予測して読む気力は無く
流れを追って読んで,なるほど,と思うという
そういう読み方にしてしまったしなぁ.
◇メモ
P.53 悪いけど、ご期待に添えられるかは分からないわよ。
…ご期待に添えるかは ではないかな.う~ん.
P.328 「でもさ、そのとき分かったんだ」
と遥香は寒そうに伸ばしていた袖をぎゅっと握って、上目遣いに僕を見る。
「あれだけ頭が回るなら、お父さんの事件のときだって、私みたいな単純なのに
恨まれないで、もっとうまくやれたはずだって。今回みたいに、自分で面倒を
背負い込んで、危険な目に遭ったりしなかったって」
「…………」
「たぶん、何が何でも、私や宮越さんを助けようとしてくれたんだよね……。
今回のゲームで、それがやっと分かったよ」
どこか晴れやかな表情で、遥香は夜空を見上げていた。
「遥香。僕が無茶んことを言ってるのは分かるよ。でも――」
「うん、もう追わないよ。あの事件は」
僕が言うべきことを先読みして、遥香は答える。
「真相は分からないけど、たぶん理由があるんだよね。だからそれを――
何も答えてくれない兄貴のことを、信じるよ」
「…………」
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