2月24日の日記

2011年2月24日 読書
比嘉智康『神明解ろーどぐらす』MF文庫J

残念という言い方をしない隣人部というか
下校というか道草を軸にして楽しい日常が
毒気の少ない感じで描かれている好作品.


◇メモ
P.99 男に対しては基本Sっ気のある丹下だが、同姓に対しては鬼じゃないようだ。
   …同性.
P.109 オメエら、しっかり下校する体力気力は充分だろうな。
P.115 お昼の放送のために喉を温めておきたかっただけよ  …フケて一人カラオケ
P.198 そのさきっぽの小さな手は写真を撮る人がよくしてる(?)気がする、両手の
    親指と人差し指でフレームを作り、被写体を眺めるポーズをしていた。
     丹下は言う。「今のさきっぽは完全にカメラマンになってる。瞬間的に
    ジャンケンに意識を戻せないハズよ。そして、あの手の形は……旧式のチョキよ」
P.200 子供のようなさきっぽと、素直な千歳は、おれがなんでパーを出すと丹下が
    わかっているかについてはツッコまなかったらしい。
P.201 丹下は男子に対しては基本Sっ気があって、同姓には基本優しいやつだった。
P.208
 『千歳キララ様
 突然の手紙、すみません。
 いきなりなんですが、
 おれはあなたのコトが好きです。
 急にこんなこといっても、
 信じてもらえなかったりしますか?
 だから信じてもらえるように、あなたへの熱い想いを伝えます。

 あなたの髪は極上の艶。その髪の一本一本におれの心は絡め取られてしまいました。
 あなたの瞳は輝く宝石。その瞳におれの心は吸い込まれてしまいました。
 あなたの唇は淡い二枚の花びら。その唇に触れてみたいという思いにおれは囚われてし
 まいました。

 外見的なことだけじゃなく、あなたの心も美しいことをおれは知ってます。
 あなたがとても優しいことをおれはわかってます。

 おれはあなたのことがもっと知りたいです。
 おれのこともあなたに知ってほしいです。

 どうか、おれとつきあってください。

 P.S. あなたとおれはいろんな話がしたいです』

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