スカルパ・ガルミッシュ

気に入って，現在二足目を履いている．

きちんと毎回紐を締めることで歩きやすくなる種類の靴．
長時間・長距離歩くのにこれほど快適な靴は少ない気がする．

なお，オイルドレザーとうたっているが雨の中歩くと
しっかり浸水して，淡色の靴下の爪先を茶色く染める．
踵上部が擦り切れやすいのでポケット靴ベラを持ち歩いて
足を入れるとき必ず使うようにする方がいい．

チロリアンシューズ全般にいえるが，外転捻挫しやすい人は
敬遠した方がいい種類の靴である．靴底の高さがある割りに
横への張り出しが大きくなく横にコテンといきやすいから．
　　　　　　　　　　　　　　　　☆彡

この類の靴を履くようになったのはICIオリジナルのチロリアンからで
靴底を張替え，踵の当て革など修理をしてもらって長く履いた．
集合写真左上のもので，とにかく丈夫な靴で張り替えた靴底も
パターンが無くなるほど磨り減って，外面も傷だらけだけども
未だに玄関に置いていて，突っかけサンダル的に使っている．
登山靴と殆ど同じ底の造りで足裏は殆ど曲がらないので
歩き方も登山靴同様で土踏まずを使えない．

つぎに1990年頃に求めたのが一足目のスカルパ・ガルミッシュで集合写真右上．
履いて驚いたのが土踏まずが曲がることで普通の革靴と比べれば固めだが
足裏を普通に使って歩けるのではるかに楽．本体と靴底がほぼ同時進行で
草臥れていって，何ともうらぶれたというか愛着の湧くボロ靴状態になってしまい
靴底を張り替えてもらっても本体がもたないだろうと現役引退．

そのつぎが，さかいやのバーゲンで格安だったガルモントのプレーントゥ型で
ビブラム底の靴．ゴアテックスブーティで雨に強いかと思ったが周りが
草臥れないうちに擦り切れて穴が開いて普通に浸水する靴になってしまった．
サイズ若干大き過ぎもいまって，歩きやすさはスカルパ・ガルミッシュに及ばない．

それで，二足目のスカルパ・ガルミッシュを求めた．靴横の押印マークが変わっていた．
現行のものはまた変わっているようである．一足目のときに，踵の上部が
割合早く擦り切れたのでこの靴を履くときは靴ベラを必ず使うようにしてみた．
玄関には置いていたが，ポケットに持つようにしたのだ．最初についてた靴紐が
擦り切れて交換した二本目も先日擦り切れたところで結構履いているけれども
靴ベラ効果か踵は無事．

％写真をクリックすると若干大きめのが出ます．

◇追記
「スカルパガルミッシュサイズ」で検索して来た方がいたので追記．

わたしのは二足とも「41」サイズで，平素の靴は26～26.5cm．
ネットによくある41＝25.5cmとは違うと感じています．
ただし，同じEU41でも，Lowaのトレッキングシューズはキツイので
会社毎か，伊・独の国毎かの差があるのかも．

長く履ける靴なので，試し履きするのがお勧め．
東京圏だと，ICI石井スポーツ登山本店は新大久保時代から移転後まで
置いてあることが多かったです．この数年は確認していないですが．

％昔の記事……内容が無いよう！なのに見に来る方がいるので本記事を書いた．
山雑記
http://felis.diarynote.jp/200404210133200000/