5月3日の日記

2011年5月3日 読書
入間人間『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』電撃文庫

本編大好きで,SF版も楽しく読んだけれども……
この著者の作品にしては何か読み難かったなぁ.
これは普段のを読み難いと感じてる人には逆かも.

『すこしふしぎ』ってのは,ふしぎを減らしたリメイク.
そういう意味かなと思うと,いいような気もする.
ふしぎはふしぎで突っ走るのに乗るのが楽しいと
こういうふうに変わると乗り損ねそうになる.
あと,とても視覚化を容易に変えている,かな.

◇メモ
P.41 中学時代の真は岡嶋二人に傾倒し、星中は米澤穂信の著作を愛読していた。
   …わたしの中で星中のイメージはそんな甘い感じを好むものじゃなかったなぁ.

P.55 真は本の表紙を一瞥して、それが『タイムシップ』であることに気づく。思わず
   机に手をつき、身を乗り出す。真は『タイムマシン』を読んだことはあるが、
   その続編にあたるこの本は、書店でいくら探しても見つけることができなかった。

タイム・シップ〈上・下〉 (ハヤカワ文庫SF)  Stephen Baxter (原著), 中原 尚哉 (翻訳)
『ウェルズの遺族が了解したため、『タイム・マシン』の正式な続編とされている。』そうな.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97

P.200 『ん? にわち、学校じゃないの?』
    「ああ、今日はサボり」
    「お、ニワルねー」
    ひゅうー、と星中の間延びした息が聞こえる。口笛を吹くのに失敗したようだ。
    「意味がわからん」
    『にわちのワルの略』
    「分かったけど、やっぱりお前は分からん」
P232 『自転車用のヘルメットって、今まで被ったことないよな』
P.233 『おぉ、ニワル』
    『それってにわ君のワルの略?』
    『むむむ、解説抜きに見抜くとはやりますな』
    見抜くというか、まったく同じことを言っているやつがいただけの話だ。
P.256  ~前略~ デビューしてから半年経った頃に某社から仕事しないかと
    誘われたことが ~略~ 名前を聞けば誰でも知っていそうなところでは ~略~
    断ってしまいましたが ~略~ 受けて上手くいっていたら、生の○○○シに
    会えたかも知れない。 ~後略~
    …この,○○○シ って誰だろう???

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索