7月5日の日記

2011年7月5日 読書
水沢黄平『ごめんねツーちゃん ‐1/14569‐』富士見ファンタジア文庫

裏表紙の紹介の中に『恋をした』とあるが,何とも乾いた感じ.
冒頭でサリンジャーひっぱりだすくらいで,狙ったんだろうけど
どういうお話にするのかな?という部分で読んだ感じが強い.
サヴァン症候群とか多重人格あたりで緻密に組んだのかと思ったら
ざっくりしすぎもいいところで,ありゃりゃ.
ま,勝手に期待した方が悪いかも.
ツバサの翔びかたが何となく地味なこととイブに惹かれるものが薄くて.
なんか,嫌だな〜という場面の描写の方が冴えてる感じが,少し残念.

◇メモ
P.95 記憶症候群
  …サヴァン症候群を参考に創出か? 
P.163 トッピィちゃん人形の髪の毛
  …斜め下に突出した外連という気がする,作り話にしてもなんかなぁ.
P.178 「いくら料理が得意って言ってもたかが知れてるだろ、コンビニとか
  ファミレスとかの方が格段に美味いわけだから。それにどうしても
  家事が必要になった場合家政婦を雇えばいいのさ」


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