川原礫『ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ』電撃文庫
シリーズとしては異例に?美しく澄んだ感じの素敵な物語.
わくわく楽しく読ませるのはいつも通りだけど綺麗なのだ.
なんていうか上質な少女小説みたいだと褒めたい感じ.
302頁あるから違うけれども掌編とか短編という印象も.
「あとがき」は本文読んでから読むように.
◇メモ
P.63 「俺、あいつに聞いたんだ。––君は、完全にこの世界の住人なんだな、って。
答えは、無言の微笑みと、猛烈なスピードの突進技だった。
あの速さは……限界を超えていた……」
P.83 砂色のくせっ毛 …砂色ってどんな色?
P.114 強くなりたい。片時も揺るがない精神の強さ。保護者に頼らず、
自分の望む方向に進むための強さが欲しい。
しかし同時に、弱くなりたい、と叫ぶ声がする。自分を偽らず、泣きたい時に
泣ける弱さ。すがりつき、わたしを守って、助けて、と言える弱さが欲しい。
P.122 召還したのだ。 …召喚 %この著者には珍しい?
P.141 「アスナ。ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。例えば、
自分がどのくらい真剣なのか、とかね」
P.162 「わたしも、ユウキに大切なことを教えてもらったよ。
《ぶつからなければ、伝わらないこともある》」
P.263 「そのあと、お祖父ちゃん、こう付け加えたの。––でも、母さんも
いつかは疲れて、立ち止まりたくなる時がくるかもしれない。いつか
後ろを振り返って、自分の来た道を確かめたくなるかもしれない。
その時のために、自分たちはずっと、この家を守っていく……もし、
母さんが、支えを欲しくなった時に、帰ってこられる場所があるんだよ、
って言ってやるために、ずっと家と山を守り続けていくんだ、って」
P.265 「……母さん、この世界では、涙は隠せないのよ。
泣きたくなった時は、誰も我慢できないの」
P.286 「でも……でもね……ようやく、答えが……
見つかった、気がするよ……。意味、なんて……なくても……
生きてて、いいんだ……って……。だって……最後の、瞬間が、
こんなにも……満たされて……いるんだから……。こんなに……
たくさんの人に……囲まれて……大好きな人の、腕のなかで……
旅を、終えられるんだから…………」
シリーズとしては異例に?美しく澄んだ感じの素敵な物語.
わくわく楽しく読ませるのはいつも通りだけど綺麗なのだ.
なんていうか上質な少女小説みたいだと褒めたい感じ.
302頁あるから違うけれども掌編とか短編という印象も.
「あとがき」は本文読んでから読むように.
◇メモ
P.63 「俺、あいつに聞いたんだ。––君は、完全にこの世界の住人なんだな、って。
答えは、無言の微笑みと、猛烈なスピードの突進技だった。
あの速さは……限界を超えていた……」
P.83 砂色のくせっ毛 …砂色ってどんな色?
P.114 強くなりたい。片時も揺るがない精神の強さ。保護者に頼らず、
自分の望む方向に進むための強さが欲しい。
しかし同時に、弱くなりたい、と叫ぶ声がする。自分を偽らず、泣きたい時に
泣ける弱さ。すがりつき、わたしを守って、助けて、と言える弱さが欲しい。
P.122 召還したのだ。 …召喚 %この著者には珍しい?
P.141 「アスナ。ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。例えば、
自分がどのくらい真剣なのか、とかね」
P.162 「わたしも、ユウキに大切なことを教えてもらったよ。
《ぶつからなければ、伝わらないこともある》」
P.263 「そのあと、お祖父ちゃん、こう付け加えたの。––でも、母さんも
いつかは疲れて、立ち止まりたくなる時がくるかもしれない。いつか
後ろを振り返って、自分の来た道を確かめたくなるかもしれない。
その時のために、自分たちはずっと、この家を守っていく……もし、
母さんが、支えを欲しくなった時に、帰ってこられる場所があるんだよ、
って言ってやるために、ずっと家と山を守り続けていくんだ、って」
P.265 「……母さん、この世界では、涙は隠せないのよ。
泣きたくなった時は、誰も我慢できないの」
P.286 「でも……でもね……ようやく、答えが……
見つかった、気がするよ……。意味、なんて……なくても……
生きてて、いいんだ……って……。だって……最後の、瞬間が、
こんなにも……満たされて……いるんだから……。こんなに……
たくさんの人に……囲まれて……大好きな人の、腕のなかで……
旅を、終えられるんだから…………」
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