餓鬼岳山頂から唐沢岳への道は良く整備されている.
ガレ場で不明瞭はご愛嬌.まもなく餓鬼岳からハゲにみえる
砂礫地がありコマクサが群生している.餓鬼岳山頂に少しだけ
あったのもだが長い花期も終りつつある感じ.
そして,餓鬼岳から30分弱で展望台.唐沢岳への道が一望に.
さすがに,片道2時間40分のコースタイムだなという感じ.
で……計画をキッチリ決めずにきていたので,ちょっと揺らいで
後に回そうかなと思って,引き返し始めたら,人と出会って
「早いですね」「いや,唐沢岳じゃなくて展望台までで……」
「行くと,今日降りるのは無理そうだし」「だから連泊します」
餓鬼岳山荘に山頂を巻いて行く近道の分岐のところで思案.
餓鬼岳の登りも楽なわけじゃないし,こんなに好天の日に
登れることも多くなさそう……唐沢岳行けということだな.
展望台そばで先の人に追付き,「後悔しそうだから行きます」
そこからは200mほどを一気に下り,樹林の中を登り降り.
ほとんど空身に近いからいいけれども,元気を使う道.
樹林抜けて稜線に上がるあたりで砂礫地の脇のガレて
歩きにくい部分にペンキ印があると思ったら……
なんとも広大なコマクサの群落.不動岳あたりが最高だと
今まで思っていたけれども規模的には同じ位かも.
あちらは横に長いけど,こちらは縦に長い感じで.
そして,日照の具合でも違うのか,まだ花期の盛りで綺麗.
いよいよ唐沢岳が近づいてきたところで,『怖っ!』
一般登山路では久しぶりだけど……トラバースするところで
左がかなり切れ落ちていて,足元幅30cm位だけど途中に
滑りやすさが想像しにくい岩があり,壁の岩はプッシュホールド.
嫌な岩のあたりに細い木が生えてるけどとても頼れない.
滑るなり,はがれるなりしたら,どうしようもないじゃないか~っ!
ビビって腰が引けると危ないので観念してそろそろと行くと
件の岩に左足が乗った辺りで壁の岩の向こう側に手が届いて
そこはガバみたいなものなのでホッとして通過.あ~怖かった.
%あると判ってれば,要注意と思いはしても『怖っ!』は無い.
そして,餓鬼岳山頂から実質3時間10分くらいで唐沢岳.
天気にも恵まれて素晴らしい展望.思い直して来て良かった~.
ほどなく先の人も到着.シャッター押しましょうかと言ってくれて
取り急ぎ展望写真を撮ってから,お願いした.最近には珍しく.
なんとなく,特別感を感じる山頂だったので.
展望用の日本アルプス総図をテントに忘れてしまって残念.
うろんな記憶と,等高線情報の無い略図の方向だけを頼りに
山名同定を試みたり.でも,二人居ると結構わかるものだった.
槍ヶ岳・野口五郎岳・南岳あたりが良い手がかりに.
大好きな船窪岳~不動岳~南岳の稜線が近くて嬉しいとか
高瀬川沿いの景色が好いな~とか(写真は穂高・槍方向と下流方向)
帰宅後気づいたけれども,展望用の上記とか1/20万地勢図あれば
きちんと狙った写真撮れた筈なのにというのがいくつかあって悔しい.
◇追記
唐沢岳山頂手前の『怖っ!』,まず堕ちることはなさそうですが
以前に,剱岳を馬場島から登って真砂沢に幕営したとき
行方不明者について尋ねられて……後から判ったことは
とくに怖さも覚えず通過した剱岳山頂西側のトラバース部分で
わたしが通過する数時間前に墜落・遭難死されてました.
まぁ,年に一人堕ちるかどうか位で危険度高い場所じゃないですが.
唐沢岳の場合,堕ちて即死するほどかは不明ですが
存命しても発見までに時間を要し時間切れリスクあるから
単独で行く人は,知人に詳細を知らせておくとか
小屋の方に一声かけておくなどをお薦めします.
ガレ場で不明瞭はご愛嬌.まもなく餓鬼岳からハゲにみえる
砂礫地がありコマクサが群生している.餓鬼岳山頂に少しだけ
あったのもだが長い花期も終りつつある感じ.
そして,餓鬼岳から30分弱で展望台.唐沢岳への道が一望に.
さすがに,片道2時間40分のコースタイムだなという感じ.
で……計画をキッチリ決めずにきていたので,ちょっと揺らいで
後に回そうかなと思って,引き返し始めたら,人と出会って
「早いですね」「いや,唐沢岳じゃなくて展望台までで……」
「行くと,今日降りるのは無理そうだし」「だから連泊します」
餓鬼岳山荘に山頂を巻いて行く近道の分岐のところで思案.
餓鬼岳の登りも楽なわけじゃないし,こんなに好天の日に
登れることも多くなさそう……唐沢岳行けということだな.
展望台そばで先の人に追付き,「後悔しそうだから行きます」
そこからは200mほどを一気に下り,樹林の中を登り降り.
ほとんど空身に近いからいいけれども,元気を使う道.
樹林抜けて稜線に上がるあたりで砂礫地の脇のガレて
歩きにくい部分にペンキ印があると思ったら……
なんとも広大なコマクサの群落.不動岳あたりが最高だと
今まで思っていたけれども規模的には同じ位かも.
あちらは横に長いけど,こちらは縦に長い感じで.
そして,日照の具合でも違うのか,まだ花期の盛りで綺麗.
いよいよ唐沢岳が近づいてきたところで,『怖っ!』
一般登山路では久しぶりだけど……トラバースするところで
左がかなり切れ落ちていて,足元幅30cm位だけど途中に
滑りやすさが想像しにくい岩があり,壁の岩はプッシュホールド.
嫌な岩のあたりに細い木が生えてるけどとても頼れない.
滑るなり,はがれるなりしたら,どうしようもないじゃないか~っ!
ビビって腰が引けると危ないので観念してそろそろと行くと
件の岩に左足が乗った辺りで壁の岩の向こう側に手が届いて
そこはガバみたいなものなのでホッとして通過.あ~怖かった.
%あると判ってれば,要注意と思いはしても『怖っ!』は無い.
そして,餓鬼岳山頂から実質3時間10分くらいで唐沢岳.
天気にも恵まれて素晴らしい展望.思い直して来て良かった~.
ほどなく先の人も到着.シャッター押しましょうかと言ってくれて
取り急ぎ展望写真を撮ってから,お願いした.最近には珍しく.
なんとなく,特別感を感じる山頂だったので.
展望用の日本アルプス総図をテントに忘れてしまって残念.
うろんな記憶と,等高線情報の無い略図の方向だけを頼りに
山名同定を試みたり.でも,二人居ると結構わかるものだった.
槍ヶ岳・野口五郎岳・南岳あたりが良い手がかりに.
大好きな船窪岳~不動岳~南岳の稜線が近くて嬉しいとか
高瀬川沿いの景色が好いな~とか(写真は穂高・槍方向と下流方向)
帰宅後気づいたけれども,展望用の上記とか1/20万地勢図あれば
きちんと狙った写真撮れた筈なのにというのがいくつかあって悔しい.
◇追記
唐沢岳山頂手前の『怖っ!』,まず堕ちることはなさそうですが
以前に,剱岳を馬場島から登って真砂沢に幕営したとき
行方不明者について尋ねられて……後から判ったことは
とくに怖さも覚えず通過した剱岳山頂西側のトラバース部分で
わたしが通過する数時間前に墜落・遭難死されてました.
まぁ,年に一人堕ちるかどうか位で危険度高い場所じゃないですが.
唐沢岳の場合,堕ちて即死するほどかは不明ですが
存命しても発見までに時間を要し時間切れリスクあるから
単独で行く人は,知人に詳細を知らせておくとか
小屋の方に一声かけておくなどをお薦めします.
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