8月25日の日記

2011年8月25日 読書
瀬那和章『可愛くなんかないからねっ!』電撃文庫

趣味が違うと感じても,言霊とか童謡ネタが
好きなら楽しめそうというのは強引?
表紙見開きの紹介に『美少女に数えられ』
本文冒頭が『普通の男の子になりたかった』
ということで,料理の趣向に期待して…….
ハル可愛いよ,真っ直ぐで好いよ.
表紙と口絵を男子制服だと言うのは
ちょっと苦しいけど,ハルの優しさを
絵にする無理には仕方ないかな.

◇羊羹スティック
作中に出るのは,井村屋『4本入ミニようかん』かな.抹茶あるし.
http://www.imuraya.co.jp/goods/kashi/index6_2.html
裏表紙見開きにあるのは米屋『ミニ羊羹』だけど
http://www.warakunosato-yoneya.jp/product/youkan/index.html

◇メモ
P.19 制服は一番小さいサイズを買ったのに、かなりぶかぶかだった。
P.21 妹が、自分の服を僕に着せようとしてくることとか。
P.62 「嘘じゃねぇって。そのための一番の近道が『あすたー』と叫ぶことだ。
ある学説によるとな、人間は抑えられていた野性を解放するとき
無意識にこの叫び声を発するらしい」

P.72 「男子水泳部っていったら、これだよね。ほら、
  みてみて、ブーメランパンツっぽいでしょ」
P.98 ゲージの中でラビ太が  …ケージ?
P.114 「和菓子というより、小豆が好きなのですね。最中もお萩や
  たい焼きも大好きです。甘いものは人の心を穏やかにします」
P.125 「それはそうですよ。だって、君の魂は女の子なのですから」
P.141 鞄の中から羊羮スティックを取り出して渡してくれる。
P.163 「仕方ありません。では、羊羮スティックを二本つけましょう」
P.165 スカートを最後にしたのは、生まれて初めて履くスカートに
抵抗があったからだ。
P.167 万里は、僕のことが大好きだった。でもそれは、兄としてではなく
  愛でる対象として。熱狂的なファンって言った方がいいかもしれない。
  そして、ことあるごとに、僕に女装させようとしていた。
P.168 「あすたーーーーーーーぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」  …万里
P.170 「お兄ちゃん、ついにわかってくれたのっ。ついに、わかって、
  くれたの!あぁ、私の草の根ファッション雑誌作戦の効果
  あったんだね!お願い、ここを開けてっ、わぁい、お兄ちゃんが
  目覚めたっ、お兄ちゃんが目覚めたっ」
P.184 「……男ノ娘ダシ、マァ、イイカ」
P.270 なにかが変わったようには思えなかった。
  でも、少しだけ……なんていうんだろ、言葉にしにくい
  快感みたいなのが体を包んでいた。
  まるで、ずっと思い出せなかった言葉がふっと出てきたみたいに、
  僕の中に足りなかったピースがポンってはまったような快感、
  というか安心感、よくわからないけど、すごく気分がよかった。
P.310 歌ったちゃったんです。  …?
P.312 「穢れが人間の感情の中で、もっとも人間らしい
  ものだからだよ。人間は正と負、いずれの感情も持ち合わせている。
  愛や慈悲、正義感や優しさや思いやりや自己犠牲、確かにそれは
  美しいものだけど……そんなものだけで満たされた世界を
  想像すると、ぞっとする」

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索