12月17日の日記

2011年12月17日 読書
入間人間『バカが全裸でやってくる』メディアワークス文庫

なんというか,『嘘だけど』を使うと沸騰しそうな
ちょっと残念な人種向けの『嘘だけど』かも.
なんか,ぐだぐだなだけかと思わせる導入から
あり?いろんなキャラ間を絡ませてあるのだなと
途中で気づいて……最後にどう纏めるかと思ったら
僕とバカは……なんなんだよ.(笑)
やはり,入間人間は入間人間だなぁ.
メディアワークス文庫作品は,なんとなく
言葉の切れが悪い気がするのは,わたしだけか?

◇メモ
P.132 電気ヒーターを目まぐるしく回していないと凍死しそうな
    …扇風機みたいなヒーターのことかな?
P.133 応募者の主な層が若者だけあって流行りものに敏感で、そして飛びつく
    傾向にあるのか応募期間中に流行っている作品にテーマ、題材が
    被ること被ること。今年は学園異能力者系が多すぎる。バトル物になるか
    不可思議要素を含んだ恋愛物になるかで多少の分岐はあっても、
    概ね高校生があーだこーだする話に落ち着くのだ。しかもどっちにしても
    主人公が平凡、或いは普通の人間にも劣るような特徴のない存在だけど
    実は秘密や隠し玉存在して……ばかり。どうなんだろう。応募者が皆、
    同じ本から感銘を受けているのかね。
P.231 あ、失敗した。文章が頭に入ってきていないのに。目だけ動かしてページを
    捲ってしまった。戻す。
    …こういう上滑りが起きだすと本読むのが凄く遅くなってしまう.
     他人が具体的に書いたの読むの初めてなのは寡読のせい?
P.247 金賞は六年生の男子『橘エイジ』。銅賞受賞者の名前は『甲斐抄子』。
    従弟と同じく小学四年生だ。
P.268 なにしろ最終選考の審査委員が今年から入れ替わるんだけど、その顔ぶれが
    編集部の取締役、会社の社長、そして『町高幸喜』『伊香亜紀』『芦原時計』と
    来た。小説家の方はどいつもこいつも知った名前だ。知ったというか、母親と
    従兄までいるし。

  一章『バカが全裸でやってくる』:甲斐抄子(作文で銅賞)  銀賞同じ4年生 金賞6年生
  一次選考『眠気と覚醒の狭間で』  中堅作家 
  二章『ぼくだけの星の歩き方』 町高幸喜 書けない 銀賞の感想文にキッカケみる
  二次選考『すし詰めフィクション』 異色というか大胆
  三章『エデンの孤独』 伊香亜紀
  三次選考『カルネアデスの板』 変り種
  四章『ブロイラー、旅に出る』 従弟の読書感想文を手伝う青年作家 銀賞

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