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田中ロミオ『人類は衰退しました 5』ガガガ文庫
中編2つ.一つ目の中編が寄宿学校モノだけども
最初の辺りは少々辛い気分ともなって読んだけれど
でも,途中からは中々楽しく読めた.二つ目のは
つまらないのとは違うけれど楽しみが薄かった.
◇メモ
P.55 「話は変わるが、個人指導教師制度を知っておるかね?当校の学則に
目を通していれば、そのようなものがあることがわかったはずだが」
「はい校長先生」
より高度な知識を身につけたいと願うものがその資格を認められた場合、
教員ひとりを指名し、指導を受けることができる。そういう制度です。
「あれは校長でも指名できることを、皆意外と知らないようなのでな」
「え……」
「わしの専門は人類学全般なのだがね、これは人類新学という分野も
含むのだ。新学は妖精に関する分野でな。まあ興味があるようなら」
P.64 ぺりぺりと包装をむくと、真っ白い角砂糖が出てきます。
…見た記憶はあるけれども見なくなって久しいなぁ.
P.83 しかし片手には、無意識につかみ取ってきたとおぼしき、
一冊の本が握られていました。
書名は、天空のトウマの心臓。
P.84 「なんだろう……なんだか、これを読んでいると……胸が……
もよもよする……」
P.115 <巻き毛>が作成中のリストをとりあげました。
「ムーサ・パイディケー? 古代ギリシャ少年愛詩集?
サテュリコン……ヴェニスに死す……知と愛……?」
P.139 「人間性は信頼してない。ただ裏表はない。嘘が上手くなくて、わかりやすい
腹黒ならそれで十分だ。あんたは私と同じくらいに俗物みたいだね。悪くない」
「あんた誉めてないでしょ、それ」
「誉めてない。でもわかるだろ?わかりやすい小悪党とか俗人がいると
安心するんだ。心に闇系の女なんて近寄りたくもない」
P.150 先輩達のことをなしとげたような泣き笑いの表情が、分厚いガラス瓶の底でも
かかったみたいに、滲んでいきました。
…なんか変な感じするけれど
……分厚いガラス瓶の底のようなメガネでもかかったみたいに
……… だるいなぁ.う~ん.
P.151 五級生になると、より専門的な知識を学ぶため、個人指導教師制度というものを
利用できるようになります。
わたしが選択したのは校長先生でした。
競争率が高いと思っていたのでダメモトで申請してみたところ、他に誰も
希望者がいないということであっけなく決まってしまったのです。
P.271 妖精さんが呪文を唱えます。
「ちゅうごく、いっちゃいな(核爆)」
あまりの寒さに核爆発が起こり、白銀の騎士はどこかに飛んでいってしまいました。
中編2つ.一つ目の中編が寄宿学校モノだけども
最初の辺りは少々辛い気分ともなって読んだけれど
でも,途中からは中々楽しく読めた.二つ目のは
つまらないのとは違うけれど楽しみが薄かった.
◇メモ
P.55 「話は変わるが、個人指導教師制度を知っておるかね?当校の学則に
目を通していれば、そのようなものがあることがわかったはずだが」
「はい校長先生」
より高度な知識を身につけたいと願うものがその資格を認められた場合、
教員ひとりを指名し、指導を受けることができる。そういう制度です。
「あれは校長でも指名できることを、皆意外と知らないようなのでな」
「え……」
「わしの専門は人類学全般なのだがね、これは人類新学という分野も
含むのだ。新学は妖精に関する分野でな。まあ興味があるようなら」
P.64 ぺりぺりと包装をむくと、真っ白い角砂糖が出てきます。
…見た記憶はあるけれども見なくなって久しいなぁ.
P.83 しかし片手には、無意識につかみ取ってきたとおぼしき、
一冊の本が握られていました。
書名は、天空のトウマの心臓。
P.84 「なんだろう……なんだか、これを読んでいると……胸が……
もよもよする……」
P.115 <巻き毛>が作成中のリストをとりあげました。
「ムーサ・パイディケー? 古代ギリシャ少年愛詩集?
サテュリコン……ヴェニスに死す……知と愛……?」
P.139 「人間性は信頼してない。ただ裏表はない。嘘が上手くなくて、わかりやすい
腹黒ならそれで十分だ。あんたは私と同じくらいに俗物みたいだね。悪くない」
「あんた誉めてないでしょ、それ」
「誉めてない。でもわかるだろ?わかりやすい小悪党とか俗人がいると
安心するんだ。心に闇系の女なんて近寄りたくもない」
P.150 先輩達のことをなしとげたような泣き笑いの表情が、分厚いガラス瓶の底でも
かかったみたいに、滲んでいきました。
…なんか変な感じするけれど
……分厚いガラス瓶の底のようなメガネでもかかったみたいに
……… だるいなぁ.う~ん.
P.151 五級生になると、より専門的な知識を学ぶため、個人指導教師制度というものを
利用できるようになります。
わたしが選択したのは校長先生でした。
競争率が高いと思っていたのでダメモトで申請してみたところ、他に誰も
希望者がいないということであっけなく決まってしまったのです。
P.271 妖精さんが呪文を唱えます。
「ちゅうごく、いっちゃいな(核爆)」
あまりの寒さに核爆発が起こり、白銀の騎士はどこかに飛んでいってしまいました。
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